カーリングカップ(イングランド・リーグカップ)は

現地時間27日(以下現地時間)に

アーセナルとバーミンガムによる決勝が行なわれた。

6年ぶりの主要タイトル獲得を目指すアーセナルだったが、

終盤に守備陣の連携ミスから決勝点を献上し、

1対2で敗れている。ロイター通信が報じた。

 先日のチャンピオンズリーグでバルセロナ(スペイン)に勝利し、

国内リーグでも2位につけているアーセナル。

主将のセスクを欠くものの、

今季リーグ戦では2戦2勝のバーミンガムが相手とあって、

試合前はアーセナルが優位と見られていた。

 試合は28分、

CKをつないで最後は長身FWジギッチに頭で押し込み、

バーミンガムが先制。

しかしアーセナルも、39分にアルシャヴィンの浮き球パスから

ファン・ペルシがボレーシュートを叩き込み、前半のうちに同点に追い付く。

 勝ち越したいアーセナルは後半に攻勢を強め、何度も相手ゴールに迫るも、

シュートはバーミンガムGKフォスターの好セーブに遭い、

なかなか追加点を奪えない。

すると迎えた89分、アーセナルのGKシュチェスニーとコシールニーが

連携ミスからロングボールの処理を誤り、

そのこぼれ球をマーティンスに決められ、痛恨の勝ち越し点を献上。

結局この1点が決勝点となり、

アーセナルは6年ぶりの主要タイトル獲得を逃した。

 試合後、アーセナルのヴェンゲル監督は「ひどく残念な気持ちだ。

今日の結果が今後のシーズンに悪い影響を及ぼさないことを願っている」

と無念さをあらわにした。

その一方で、ミスを犯してしまった20歳のGKシュチェスニーについては、

「彼はまだ若いし、ポジティブに考えなければならない。

気持ちを立て直して、

2日(のFAカップ)はいいプレーを見せてくれることを望んでいる」

と同選手を擁護した。

 一方、この勝利で1963年以来48年ぶりのタイトル獲得となった

バーミンガムのマクリーシュ監督は、

「この勝利は私個人のキャリアで最も素晴らしい瞬間だ。

チームはあまりいい状態になかったしね」

「10回戦えば9回アーセナルが勝つと思っていたが、我々は勝利を信じていた。

とてつもないパフォーマンスだった」と喜びをあらわにしていた。