アリゾナ州マラナにあるザ・リッツ・カールトンGCで開催されている、

2011年WGC(世界ゴルフ選手権)の第1戦

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の3日目。

快晴に恵まれ風も穏やかな状況で、3回戦8試合が行われた。

(ゴルフダイジェスト)

 ワールドランキング2位のマーティン・カイマー(ドイツ)は、

ハンター・メイハンと対戦。

メイハンがスタートから2ホール連取するが、カイマーも踏ん張る。

15番までオールスクエアで一進一退を繰り広げ、

16番、17番を連続で奪ったカイマーが、2アンド1での勝利を掴んだ。

 今大会ワールドランキング上位者が次々に破れる中、

同2位のカイマーが粘りのゴルフで、自身初のベスト8進出を決めた。

歴代メジャー優勝者で残っているのは、

カイマーと韓国のY.E.ヤンの2人だけとなった。

敗れたメイハンは昨年のブリヂストンインビテーショナルに続く

WGC2連覇を狙ったが惜しくも3回戦で姿を消すことになった。

 前日、フィル・ミケルソンを6アンド5の大差で下したリッキー・ファウラーは、

マット・クーチャーと対戦。

2番、3番とクーチャーが連取すれば、

6番、8番をファウラーが奪い前半を終えた。

後半に入ると10番から3連続でクーチャーが奪い、

14番、16番でファウラーも取り返すが、17番でファウラーはボギー。

2アンド1でクーチャーが勝利。

 今大会10代の選手が3人出場し、

唯一3回戦まで勝ち上がったマッテオ・マナッセロ(イタリア)は、

ルーク・ドナルド(イングランド)と対戦し、10番を終えて5ダウンと苦しい戦い。

その後、13番パー5でチップインバーディ、15番も奪い3ダウンまで持ち返すが、

16番のドーミーホールを引き分け、3アンド2で敗退した。

 その他では、

1回戦で池田勇太に勝ったミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)は、

ベン・クレーンと対戦し、スタートから4ホール連取の快進撃。

その後も9番から3連続で奪い一方的な試合展開となる。

そして12番パー3のドーミーホールで、互いにバーディを奪い、ヒメネスが7アンド6。

今大会最短ホール数での勝利を決めている。