日本の女子フィギュアスケート界に
また、将来が楽しみなホープが現れた。
中学2年生、14歳の庄司理紗(西武東伏見ク)。
28日からの世界ジュニア選手権(韓国・江陵)に初出場し、
上位を争いそうだ。(時事通信)
世界ジュニアは過去に
浅田真央(中京大)、安藤美姫(トヨタ自動車)らが優勝した登竜門。
昨季も当時15歳の村上佳菜子(愛知・中京大中京高)が制し、
今季はシニアで大きく躍進した。
庄司も「レベルが高い中で、
自分がやってきたことをすべて出せたらいい」と、
初々しさの中に意欲をのぞかせる。
開幕2週間前、追い込みに入る時期の練習では、
ショートプログラムで挑戦している大人っぽいタンゴの振り付けを修正した。
「全身を使って大きく動くことに気を付けています」。
今季は全日本ジュニアで初優勝し、
シニアの全日本選手権でも堂々5位に食い込むなど着実に成長。
重松直樹コーチも「試合での経験や積み重ねが勉強になって、
素直に吸収してくれてすごく伸びた」と目を細める。
昨年12月のジュニアグランプリ・ファイナルでは
表彰台まであと一歩の4位だった。
世界ジュニアではロシアなどのライバルたちと再び戦う。
「結果(がどうか)じゃなくて、
緊張しても自分が満足できる演技ができるようにしたい」と目を輝かせた。