2011年WGC(世界ゴルフ選手権)の第1戦

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」が、

アリゾナ州マラナにあるザ・リッツ・カールトンGCで開幕。

ワールドランキング上位64名がマッチプレーを行う

5日間に渡る競技の初日は、1回戦の32試合が行われた。

 日本からは藤田寛之、池田勇太、

そして石川遼の3選手が出場。

それぞれ、ランキングでは上手の選手たちと対戦した。

池田はスペインのミゲル・アンヘル・ヒメネスと対戦し、

4番で1アップのリードを奪うが、

中盤はオールスクエアが続き両者譲らず。

 しかし、後半に入るとヒメネスが2アップのリードを奪い、

17番で池田がバーディを奪えなかったため、

2アンド1で敗退が決まった。

池田は2年連続の1回戦負けとなる。

 今大会初出場の藤田は、

スウェーデンのロバート・カールソンと対戦。

藤田も2番で1アップとリードを奪うが、

その後はじりじりと差をつけられてしまう。

後半の15番を迎えたときには4ダウンを喫し、

15番を終えて5アンド3で敗退。

 そして昨年3回戦(ベスト16)まで進出した石川は、

南アフリカのシャール・シュワルツェルと対戦。

1番で石川が1アップするが、2番で取り返される。

7番で再び1アップとするが、

8番パー5でバーディを奪った石川に対し、

シュワルツェルはチップインイーグルを決めて

再びオールスクエアに戻す。

 その後、取ったり取られたりの攻防を繰り返し、

17番で石川がボギーを叩き1ダウン。

18番ではシュワルツェルが3パットのボギーを叩き、

戦いはエキストラホールへ持ち越された。

その1ホール目は互いにパー、

そして2ホール目の通算20ホール目に、

石川がパーセーブをできずに敗退することになった。

 注目選手では、

世界ランキング1位のリー・ウェストウッド(イングランド)、

2位のマーティン・カイマー(ドイツ)、

4位のフィル・ミケルソンは順当に1回戦を勝ち上がった。

しかし、同3位のタイガー・ウッズは、

デンマークのトーマス・ビヨーンと対戦し、

19ホール目にパーを奪えず1回戦敗退が決まった。
(ゴルフダイジェスト)