自動車レースF1の今季開幕戦、
バーレーン・グランプリ(GP)の主催者は
21日、反政府デモによる同国の政情不安を受け、
3月13日決勝の同GPを中止すると発表した。
同国では一連の反政府デモで、
これまで7人が死亡、負傷者も多数出ている。
3月3日にバーレーンで予定されていた
合同テストも中止が決定。
参加12チームはスペインのバルセロナで3
月8─11日まで合同テストを行うことになった。
主催者は中心の理由について、
「国民的な対話プロセスに集中するため中止を決定した」
との声明を発表。
F1の最高責任者バーニー・エクレストン氏と
電話で話したという同国のサルマン皇太子も、
「国益にかかわる事態に対処することだ重要だと判断した」
と述べた。
ただ、主催者側は
バーレーン最大のスポーツイベントである
GPの延期の可能性に望みをつないでおり、
皇太子もバーレーンGPを「後日開催することにした」と語った。
バーレーンGPの中止により、
今季初戦は3月27日のオーストラリアGPになる。(ロイター)