最終日を首位で迎えた過去11大会で

10度の優勝を果たしているベルンハルト・ランガー(独)が

シーズン初Vを完全優勝で飾った。

 米チャンピオンズツアーの

ジ・エースグループ・クラシック(フロリダ州、ザ・クォーリー)は

現地時間20日、最終ラウンドの競技を行い、

前日後続に4打差をつけ独走態勢に入ったランガーが

8バーディ、2ボギーの6アンダー66をマーク。

通算20アンダーまでスコアを伸ばし、

単独2位のフレッド・ファンク(米)との4打差を守り切り

逃げ切って同ツアー通算14勝目を挙げた。

 さすがは3年連続賞金王だけのことはある。

前週、満を持して地元フロリダ州ボカラトンでのアリアンツ選手権を

シーズン初戦に選んだが、良いところなく17位タイに終わり

「本当に悔しかった。

悔し過ぎてオーバーワークと思えるほど練習に打ち込んだ」と語ったランガー。

試合前に球を打ち過ぎて「疲れが残らないか心配だった」と言うが、

初日からポールポジションをつかむと最後までその座を守り続けた。

どうやら今季もランガーを中心にツアーが回ることは間違いなさそうだ。

 その他上位陣は、通算15アンダー3位タイに

ニック・プライス(ジンバブエ)とラス・コクラン(米)が入り、

マーク・カルカベッキア(米)が通算14アンダー単独5位に食い込んだ。

 期待の尾崎直道は

5バーディ、3ボギーとやや出入りの激しいゴルフで2アンダー70止まり。

3日間連続の70で通算6アンダーとしたものの、

上位陣がスコアを伸ばしたため、

前日の22位タイから31位タイに順位を下げ

3日間の競技を終えている。(STATS-AP)