カリフォルニア州のリビエラCCで開催されている、

米国PGAツアーの第7戦「ノーザントラストオープン」の最終日は、

朝から快晴で風も穏やかな1日になった。

通算10アンダー単独首位でスタートした

アーロン・バデリー(オーストラリア)が、

スコアを2つ伸ばして通算12アンダーで優勝を果たした。

2007年の「FBRオープン」以来4年ぶりのツアー3勝目となった。

 首位と1打差の通算9アンダー2位タイからスタートしたフレッド・カプルスは、

スタートから3連続バーディを奪い単独首位に浮上。地

元ファンの大熱狂に包まれたが、6番パー3でボギーを叩くと、

続く7番ではダブルボギー。結局通算7アンダーの7位タイ、

1992年大会以来19年ぶりの大会制覇はできなかった。

 同じく2位タイからツアー初優勝を狙ったケビン・ナは、

序盤からボギー、バーディを繰り返す慌ただしいゴルフに。

それでも、後半は粘りのゴルフを見せて

17番で4mのバーディパットを決めて通算9アンダーの単独3位となる。

 通算10アンダーの単独2位に食い込んだのは、フィジーのビジェイ・シン。

中盤の12番、13番で連続ボギーを叩くが、5つのバーディを奪ったビジェイが、

2週間前の「フェニックスオープン」での3位を上回る成績を上げ、

好調ぶりを披露した。

 そして、日本人選手3名が出場した今大会で唯一決勝ラウンドに残った池田勇太。

通算5オーバーの71位タイからスタートし、この日はスコアを伸ばした。

13番、15番でボギーが先行するものの、16番、17番で連続バーディを奪うと、

後半の1番、2番で再び連続バーディ。

 4番でボギーを叩き、迎えた最終9番パー4。

これまで3ラウンド全てで最終ホールにボギーを叩いてきたが、

この日はピン右奥に2オンさせると、

下り5mのバーディパットを決めて右手を握り締めるガッツポーズ。

スコアを2つ伸ばして通算3オーバーの62位タイで4日間の戦いを終えた。
(ゴルフダイジェスト)