株式会社カプコンは1月3日、

「戦国BASARA」シリーズ5周年を記念したイベント

「戦国BASARA 5周年祭~武道館の宴~」を

日本武道館において開催した。

2010年から

「戦国BASARA」シリーズ5周年を記念して行なわれている

記念企画の一環として2010年8月に開催が決定。

本日のイベントは昼の部と夜の部が催されたが、

取材時の昼の部はほぼ満席で大盛況だった。

 イベントはabingdon boys schoolのライブでスタートし、

一気にヒートアップ。その盛り上がりのままに、

舞台「戦国BASARA ~蒼紅共闘~」に。

2010年4月にサンシャイン劇場で上演された

舞台のメインキャストが集結。

日本武道館という広い舞台を使い

のびのびとした殺陣と迫力のストーリー展開で観客を魅了した。

 さらに出演声優陣による「戦国BASARA」シリーズアフレコで、

シリーズ作品の名場面をそのまま生アフレコで再現。

決め台詞が飛び交う舞台に観客からは大きな声援が飛んだ。

さらに石川智晶さんのライブによる

「逆光」、「落涙」、「涙腺」の披露など、豪華な内容となっていた。

イベントではビデオの収録が行なわれており、

ビデオの発売はアナウンスされなかったが、

「バサラ祭2010~春の陣~」などがDVD化されたことを考えると

期待しても良いのではないだろうか。

 そんな中、注目なのは

「戦国BASARA」シリーズの最新作が突如発表されたということだろう。

プロデューサーの小林裕幸氏が

「『BASARA』は何から始まりましたか?」と客席に問いかけ

「ゲームから始まりました! ゲームの新作を発表します!!」と切り出した。

新作のタイトルは「戦国BASARA クロニクルヒーローズ」。

プラットフォームはPSPで、発売は2011年夏を予定し、

ジャンルはチームバトルアクションだという。

これ以外の情報については「まだ作り始めたばかり」

と言い明らかにされなかったが、小林氏は最後に

「『戦国BASARA BATTLE HEROES』を買っておけ

と言うことぐらいでしょうかね」とぽつり。

何か連動などの要素が期待される発言だ。

 さらに

小林プロデューサーと西川貴教さん(T.M.Revolution)のトークショウで、

アニメ「戦国BASARA」の「劇場版」に関する情報が明らかになった。

1つは公開日で、6月4日より新宿ピカデリーなどで公開される。

もう1つはテーマ曲について。

小林氏がトーク中に「主題歌を歌っていただけませんか?」

と西川さんに語りかけたところ、西川さんも2つ返事で快諾。

西川さんは「墓場まで(「戦国BASARA」シリーズに)付いていく!」と語り、

「戦国BASARA 劇場版」の主題歌を手がけることとなった。

ちなみに内容に関しては明らかにされなかったが、

1枚のキービジュアルが公開され、舞台となる戦場が

「“せ”の付く場所(小林プロデューサー)」、

「ボクの出身地に近い場所ですね!(西川さん)」

ともったいぶって語られたが、ようは“関ヶ原”ということ

(小林プロデューサーはイベント後半では“関ヶ原”と発言)。

 イベント後半では出演声優陣のトークショウも展開。

5周年を迎えたことについて、長曾我部元親役の石野竜三さんは

「こんな長いお付き合いをさせてもらうことになるとは思わなかった」という。

伊達政宗役の中井和哉さんも「感慨深いです。

アパートの一室みたいなところでオーディションをやって、

英語を話す変なキャラクターだと思っていたら、

認められて涙かこぼれそうです」とコメント。

「こんな風にビックになって行く作品ってあるんだなって思った」と締めくくった。

 5年目を迎え、武道館が満員になるほどの人気を獲得した

「戦国BASARA」シリーズだが、さらに新作が発表され映画も公開され、

ますます大きく成長していきそうな勢いが感じられたイベントだった。
(Impress Watch)