第一線で活躍するドクターのお話が聞けるのが喜びです | メディカルヲエンターテイメントニスル Medi*Produce

第一線で活躍するドクターのお話が聞けるのが喜びです

クリエイティブ部所属の金谷史子と申します。大学や病院のアニュアルレポートからWEBサイトまで、さまざまな制作に携わらせていただいております。

 

大同生命発行の冊子『one hour』の「カルテの余白」という連載ページも担当させていただいているのですが、毎月、第一線で活躍するドクターに取材し、お話を伺えることがたいへん貴重な経験となっています。

 

ベトナム難民として日本にやってきて苦学の末に医師になった先生や、世界トップレベルの技術を誇る外科医の先生など、普通ならお会いすることがかなわない方々に直接お話を伺えるのですから、それはもうありがたく、「今日はどんなことが聞けるんだろう」と毎回、取材が楽しみでなりません。取材で、そうした方々が「これまで話したことはないんだけど」と、初めて心情を明かしてくださるインタビューができた時は最高にうれしいです。

 

深い内容に切り込むと、相手が心にしまっていた言葉をふっと発する瞬間があり、それをつかまえられた時はいい記事になりそうな手ごたえを感じます。

 

「患者さんが自分の力で治るのを待つ。若い頃は待つことができなかった。年をとってやっとわかったんだけど、待つというのは患者さんを信頼してないとできないんだよね」

 

あるドクターが何気なく口にした言葉ですが、こういう心情は、なかなか引き出せるものではありません。診察室の中で患者さんには見せない一面を伺い知ることができるのは、まさにタイトルの「カルテの余白」そのものです。表面に見えるキャリアや医療技術に終始せず、ドクターたちのこうした内面にも触れながら、読者の方の心に響く読み物をこれからも作っていきたいと思います。

 

株式会社メディプロデュース 金谷史子

 

 

「カルテの余白」

 

『one hour』2022年1月号(大同生命発行)    

https://www.ganbarusite-daido.jp/onehour/oh202201/