デイサービスを起業するには、まずデイサービスの種類を理解しなくてはなりません。
①デイサービス(通所介護)
ⅰ 地域密着型デイサービス
ⅱ 普通規模デイサービス
ⅲ 大規模デイサービス
②デイケアサービス
③認知症対応型デイサービス
④療養型通所介護
以上の区分けで考えて頂きたい。
間違いやすいのはデイサービスの中にはリハビリ特化型と表記している事業所がある。
私は医療で20年以上勤務して来た経験から医師の役割、理学療法士の役割を見て来ました。
一人ひとりの患者様に対し医師と理学療法士が共同でディスカッションを行い治療に最善の
メニューを作成していました。
理学療法士も人間です。ただ免許を取った瞬間からスペシャリストに成れるわけもなく
臨床現場でどれだけ修業したかで技術力は決まります。
①のデイサービスの区分で改行するのならば今の人気は「運動型」「日常機能訓練型」
「フィットネス型」あたりにした方が良いと思います。
もちろん医師と理学療法士が連携出来る環境があれば①の区分でも「リハビリ特化型」と
とする事は良いでしょう。
認知症対応型デイサービスは認知症を対応する資格が必要なので前準備が大変です。
しかし、単価も高くニーズはどんどん増えていますのである意味お勧めです。
余談ですが以前私がデイケアサービスに関わっていた時の話ですが、医師の経験疾患は
意外に狭いと言う事です。 片側麻痺の原因で脳梗塞の患者さんは脳外科ですね、パーキンソンは
幅が広いので神経内科の知識も必要かと思いますし、骨折などは整形外科の知識も重要です。
単価は安いですが医療的知識は総合外来が出来る程のベテラン医師でないとと考えてしまいます。
ベテラン医師は民間病院では年収2000万円以上は稼いでいるので現状の介護報酬では厳しいと思います。
経営のしやすさでは20人~30人程度の普通規模デイサービスをお勧めします。