イタリア医学部英語コースの授業料は各大学によって違いますし、その年によっても変動があるようです。

私が受験するボローニャ大学の授業料は、最少:157.04ユーロ(約2.5万円)、最大:現時点で未定7月公開予定となっています。

昨年は3,315ユーロ(約52万円)だったので、今年もおそらくその程度かと思っています。日本の国立大学の学費くらいですよね。

 

私は国立大学の修士課程・博士課程の5年間を修了しているのですが、貧乏だったので5年間授業料は全額免除でした。

毎年3月から4月にかけて、授業料免除・減額申請をしなければならず、そのために準備する書類は色々とあり大変でした。まぁ5回も手続きしていましたので徐々に慣れてきましたけどね。ただ、その大変な作業をすることで300万円弱の学費を一円も支払わなくてよくなったので、毎年数日この作業に時間を割いてでもやる価値はあったと思います。

 

ということで、どうすれば授業料の支払い額が最小の2万5,000円程度になるのかを調べて手続きを進めようと今しています!!DASH!

様々な条件がありますが、簡単にいうと年間の世帯所得(gross incomes)が27,000ユーロ以下であればいいのです。

 

なお、円からユーロに換算する必要がありますが、その際に用いるのが「年平均為替レート the average exchange rate for the year」です。(提出する書類にもこの基にユーロ換算した書類を提出する必要があります。)イタリア銀行のサイトを見つけました。2022年のユーロ・円における年平均為替レートは「1ユーロ=138.0274円」でした。

 

 

ということで2023年の今年は、2022年の所得が3,726,729円未満の場合は、免除・減額対象になります。

 

コンビニでマイナンバーカードを使って令和5年度(2022年の収入に対する)課税証明書が200円で取れます。もしそこに書かれている「合計所得金額」が上記未満だった場合は、その数字をユーロに換算して、以下のサイトにその金額を入力してみると、自分のケースだといくら、そしていつまでに授業料を支払う必要があるのかシミュレーションしてくれます。音譜

 

 

少しでも免除あるいは減額される要素があればラブ、以下のサイトに免除・減額手続きに必要な書類が書いてあるので、準備に取りかりましょう!ウインク

 
免除・減額手続きは「ER.GO」サイトから行います。

https://servizionline.er-go.it/domande2/

エントリー締め切り:2023年10月30日18時(個人情報と経済的なデータを入力します)

ER.GOに書類アップロードする締め切り:2023年11月20日

あと4ヶ月あるので今から書類準備を進めたいと思います!

 

<ちょっと大変なこと>
提出する書類は全て宣誓翻訳者によるイタリア語に翻訳されたもの&アポスティーユ付きでなければなりません。
役所が発行する公文書であってもイタリア語に翻訳したものは私文書とみなされますので、外務省へアポスティーユ依頼する前に公証人による認証が必要です。これらの手続きを調べていた結果、驚愕する事実あんぐりガーンびっくりマークが明らかに。。
 
イタリア語への翻訳と公証人による認証費用は、書類1通あたり3.2万円から3.5万円かかります。
ボローニャ大学が求める免除・減額に必要な書類、あるいは必要記載事項は7つです。もし仮に7つの文書を用意した場合、22〜25万円程度かかるびっくりびっくりことになります。泣泣泣
 
なので先ほどボローニャ大学へ、提出文書を可能な限りコンパクトにするために色々と質問をメールで送りました。コンパクトにすると3つの文書を用意すればよく、しかしそれでも10万円くらいは手続きに費用が発生します。。。えーんえーん
 
25万か、10万か、ボローニャ大学の回答次第ですので、しばらく待ちたいと思います。
 
ということでまとめると、翻訳・公証人認証に多くの費用が発生しても「なお安い」&「手続きやるモチベーションある」ということであれば、免除・減免手続きをするのが良いでしょう。飛び出すハート