注意 非常に重くセンシティブな内容となっています。

 

夕方のニュースで

安楽死の特集が放送されました。

ご覧になられた方いらっしゃいますか?

 

全身の耐え難い痛みに苦しんでいた時、

私も考えていたことがあります。

問い合わせもしました。

 

ただ、時はコロナ禍真っ只中。

 

海外からの受け入れは中止している

とのことでした。

 

 

番組では3名の希望者を紹介。

 

おひとりはフランス人の男性で

事故が原因で身体が不自由になったそうです。

ほぼ寝たきりで、痛みも強そうでした。

 

ふたり目はパーキンソン病の日本人女性。

若いころは日本語教師として

海外で活躍なさっていたとのこと。

パーキンソン病特有の手の震えが痛々しい。

 

3人目は30代のまだ若い日本人女性。

たしか先天性の病気で

手足を自由に動かすことが出来ません。

 

 

3人のうち最初のおふたりは

尊厳死(安楽死)を遂げられました。

 

かつては同じように希望していた私ですが

おふたりの"最後のとき"を拝見して

私には無理かもしれない・・・

そう感じました。

 

最後は夫のそばで安らかに旅立ちたい。

終わりのない痛みから解放されたい。

強くそう願うけれど、

残された夫の気持ちを想像すると・・・。


 

3人目の女性は

自身が安楽死を望むのはエゴ

両親が安楽死を反対するのもエゴ

と語っていました。

 

"家族にこれ以上迷惑をかけたくない"

 

その気持ち、よくわかります。

 

"どんな状況でも、ただ生きていてほしい"

 

そう願うお父様の気持ちもよくわかります。

 

現地の医師を交えて話し合いをした結果

彼女は安楽死を選択しました。

 

薬が入れられた液体を口に含むも

それを飲みこむことは出来ず・・・。

 

ご両親の娘への想い

娘の両親への想い

 

彼女の姿が自分自身に重なり

お父様の姿が夫に重なります。


激しい痛みに泣く私の横で

一緒にポロポロ涙を流してくれた夫。

彼をおいて逝けない。

 


たまたま偶然かもしれませんが、

最初のおふたりは独身。

 

もし彼らにパートナーがいたら・・・?

 

そのこたえは違っていたのでしょうか。

 

フランス人男性は友人に囲まれ

ひとりひとりにお別れをし

ご両親とは電話で

そして最後は妹さんと迎えました。

 

日本人女性は元婚約者の立ち会いは叶わず

たったひとりで旅立ちました。

 

彼女に平安が訪れていることを

願うばかりです。