珠洲市総合病院で2007年11月に女児を出産した金沢市の両親らが、「出産時の医療ミスで女児に呼吸障害や脳性まひの障害が残った」として、病院を運営する珠洲市に約1億3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が31日、金沢地裁であった。中山誠一裁判長は医師の過失を一部認め、市側に330万円の支払いを命じた。
判決によると、母親は07年11月に同病院を受診。胎児に仮死の兆候があったため入院し、緊急帝王切開で出産したが、医師が分娩監視装置を一時外すなどの過失があったために処置が遅れ、女児に重い障害が残ったと認定した。
判決によると、母親は07年11月に同病院を受診。胎児に仮死の兆候があったため入院し、緊急帝王切開で出産したが、医師が分娩監視装置を一時外すなどの過失があったために処置が遅れ、女児に重い障害が残ったと認定した。