『課長試験は辞退させて下さい。』
直属の部長に言いました。。。この一件で相当動揺しているようでしたが、案外すんなり聞いてもらえました。
『課長試験の件はわかった。けど辞退するってことはお前の評価も次の対象者に割り振られるんだから、その辺理解しとけよ。』
『はあ。。。』
評価が割り振られるっていう表現もわかるようでよくわかりませんが、まあどちらでも構わないことです。
でもわざわざそれを俺に言う必要があるのだろうか??
『あっでも課長試験辞退と退職っていうのはリンクしないから。。。』
なんか都合の良いことですが、どうでもいいので頷いておきました。
その夜は早速支社長に呼ばれて居酒屋で状況ヒヤリングと引き止めのお話が。。。
今回退職するにあたってはまさか本当の事を言うといろいろと面倒臭いことになるので、とりあえず家業を継ぎますってことにしました。
母親が介護アドバイザーをやってるってぐらいで特に家業って呼ぶようなものはうちにはないんですが、ま・その辺は適当に説明しました。
『経営コンサルをやるんだったら、うちの会社で課長やって経営サイドからの仕事ってのを経験しておくのも損じゃないだろう。』
ってなことを言われました。
うちの会社のようなところで課長やったって経営ビジョンなんて養われる筈ありません。随分笑える話です。
何の権限も許されない課長職なんて給料下がるは、部長の便所掃除みたいなことばかりやらされるは意味ありません。
部長にならずに万年課長なんてことになるとほぼ遺伝子的死亡の状態になっちゃいます。
とはいうもののどうやって自分の辞意の固さを伝えるのか??
そういえば今日の営業会議で支社長が配った資料があったな。。。
その資料にあったのは、、、
『松下幸之助語録から”道”』
でした。
道・・・松下幸之助
自分には自分に与えられた道がある
広い時もある せまい時もある
のぼりもあれば くだりもある
思案にあまるときもあろう
しかし心を定め 希望をもって歩むならば
かならず道はひらけてくる
深い喜びもそこからうまれてくる
概略はこうした内容です。実はこの言葉にとっても勇気づけられたのも事実なのですが、支社長に言いました。
『まさにあの言葉が僕の心です。本当に素晴らしい言葉に出会わせて頂きました。ありがとうございます。』
『そうか。。。そこまで決心したのなら止めようがないな。』
ということに。。。。