来週、羊水穿刺目的で1泊2日入院することとなったので事前学習をしたいと思う。



そもそもの羊水過多とは

羊水インデックス法(AFI)>24or25cm

羊水ポケット法(MVP)>8cm

日本産婦人科学会 産婦人科ガイドライン2017より


で、私はAFI31.2のMVPが9.91。


軽度〜中度の羊水過多だと自然に吸収されて治療が不必要な場合があるが、重症例では羊水穿刺による羊水除去が検討される。





羊水穿刺の手順として、ガイドラインではこうまとめられてるけど難しい。



2007年のだけども分かりやすかった産婦人科学会の雑誌に書いていた手順。




  1. 妊婦を排尿後に仰臥位として下腹部を露出させる。
  2. 超音波プローブの皮膚接着面に十分ゼリーを付けてから、検者は滅菌の手袋を装着して,滅菌ビニール袋でプローブ全体を包み、プローブが皮膚に直接接着する面の気泡を圧出する。
  3. 下腹部全体を十分にヨー ド消毒液で 2 回消毒後、ハイポアルコールで消毒する。
  4. 消毒した皮膚面に滅菌ビニールの付いた超音波プローブを当て,胎児,胎盤,羊水ポケットを確認し、予定穿刺部位を決める
  5. 10~20ml の注射器に23ゲージのカテラン針を装着して,超音波画 面をみながらできれば臍下周囲あたりで穿刺して針の進む方向を確認して目的の羊水ポケットへ誘導する。
  6. 通常の染色体分析のみの症例では,10ml の注射器でよいが,FISH 法や酵素活性など複数の解析を要する場合は20ml の注射器を使用する。
  7. 妊娠後半期に行う羊水穿刺のときは局所麻酔をするが,妊娠前半期に行う穿刺のときは必ずしも局所麻酔を必要としない。
  8. 羊膜腔に針の先端が入ったらゆっくりと注射筒を引き,羊水が吸引されるのを確認する。
  9. 必要量の羊水が採取可能であったら抜針し,穿刺部位をしばらく軽くガーゼで圧迫して出血がなければシール付きガーゼなどを貼付する
  10. 妊婦には座位となってもらい,15~30分経過をみて,異常がみられなければ帰宅とする。



手順が具体的に分かってセルフ穿刺できる気がしてきた。

産婦人科学会の雑誌に掲載されていた方は、10シリンジと少ない量を想定しているからNIPTの時の手順なんだけども、とても分かりやすい。

というか腹に針を刺すのに、妊娠初期だと無麻酔前提なのが酷く恐ろしい。
23ゲージって採血よりも細いけども腹からぶすっと子宮まで貫通するんだから、局麻位はして欲しいと思うのは素人考えなのかしら。


合併症は、
前期破水、早産、感染症。検査よりも持続で抜く方が針が太いので合併症の割合は高くなっている。


主治医からは
  • ざっくりとした手順や、
  • 局所麻酔をして穿刺すること、
  • 羊水検査よりも太い針を使うこと、
  • 穿刺後は内筒ひいて柔らかい素材の外筒を残すから、途中で赤ちゃんが触っても怪我しないこと、
  • 穿刺後のリスクとして破水してそのまま分娩の可能性もあるので、当日は絶飲食してくること、
  • ポケットのサイズから見て1リットルは羊水抜けること、
  • 感染症のリスクがあるので予防的に抗生剤の内服をすること、
  • 感染症のリスクを減らすために分娩室で無菌操作で行うこと、

を説明受けているので、恐らく分娩台に臥床して腹に局所麻酔して18ゲージでぶすっと刺して1リットル位羊水抜くのだろうなあ。


なんとなくイメージがついたので、調べてよかった。満足、満足。



穿刺することで分娩が誘発されてしまった時のために、お産セットも持っていこう。
手形を取りたいので赤インクと、紙。
あと、本当は病院食以外の食事摂取はダメだけどこっそりおやつもカバンに詰めておこう🤤

今のところ蛋白も糖も出てないし、血圧も正常だからいいよね?


穿刺すること自体は不安だけど、この苦しさがなくなって普通の妊婦はどんな感覚なのか体験できるのが楽しみ。
あと、病院食も楽しみだなあ。




参考にしたものを忘れないようにぺたぺた