急に寒くなってきましたね。今夜は風も強く、とても肌寒むかったですね。
そろそろ風邪、インフルエンザが流行始める時期でしょうか。

かぜとは、ご存知のかたも多いと思いますが、鼻から咽喉の間(図の赤線)にバイキン(ウイルス)がつき炎症を起こす状態で、そのため鼻水、セキ、発熱などを起こします。炎症がもっと奥へ進行すると、気管支炎、肺炎となっていくわけです。

普通のウイルス感染であれば、特別な治療をしなくても通常1週間以内に症状は軽快します。しかしインフルエンザには注意が必要です。高齢者では肺炎を起こし、死亡原因ともなります。インフルエンザウイルスに感染すると、38~40度の高熱が1~5日続き、若い方でもかなりつらい思いをします。

普通のウイルス感染であれば特別な治療は必要ないことが多いですが、

インフルエンザ感染の場合は、発症48時間以内(2日以内)であれば、抗ウイルス薬(シンメトリル、タミフル)が有効です。

発症3日以降では、この抗ウイルス薬は無効です。インフルエンザは、のどの検査ですぐに(20分以内)結果が出ますので、高熱がでたときは早めの病院受診をお勧めします。

また65歳以上のかたは、インフルエンザワクチンの摂取をお勧めします。