救急で病院にかかり、かなり待たされた経験がある人は多いと思います。なんで救急なのに待たせるの というお叱りをよく受けますが、これには理由があります。

救急担当の医師(当直医)は、救急の外来はもちろんのこと、入院患者さんの治療、緊急手術(外科医の場合)、緊急の検査としなければならないことがたくさんあります。そのため生命の危険のある方から優先的に治療をしていきます。当直医はたいがい各科で1人(小さい病院であれば病院に1人)なので、どうしても軽症と判断されるかたは後回しにされてしまいます。

しかし軽症と判断される人の中にも、重症な人が隠れていることがあります。我慢強いひとなどがぎりぎりまで我慢してしまうので危険です。もし本当に限界と思ったら、何度でも受付や看護婦に訴えた方がよいと思います。看護婦も普通じゃないと判断すれば、診察の順番を早めてくれるはずです。

とくに

・ 呼吸が急に苦しくなってきた人
・ 冷や汗をかいて苦しがっている人


こういう症状があれば早く見てももらわないと危険です。積極的にアピールしてください