ある病院の放射線科に勤める放射線技師である友人から、電子カルテ、PACS 導入に関する質問(というか、悩みかな?)を受けた。


 現在その病院は紙カルテ、紙伝票を使用していて、いよいよ電子カルテとPACSを導入しようとしているそうなのだが、放射線科として何をしていいのか?どんな準備をしたらいいのか分からないと。。。

私が勤める病院は約1年半前にHIS、RIS、PACSを導入した。その時に感じたこと、体験したことを踏まえて友人に以下のアドバイスを捧げる()


まずPACSのメーカー各社にデモをしてもらって予算内で何ができて何ができないか、どこからがオプションなのか、カスタマイズはどの程度までできるのかを比較検討すること。

特に重要なのは電子カルテ&RIS&PACSとの連携性と整合性。電子カルテとPACSの相性が悪いと医者から必ず不満が出てくると思う。システムのメーカーを1つに統一しておくのも手です。
他には撮影メニューなんかもExcelなどに細かく整理しておくほうがいいと思う。(例えば頭部なら→正面・側面・タウン・軸位etc...


後は必要なパソコン台数やモニター台数の把握、PACSのサーバー容量はどれくらいにするべきか、画像の圧縮率はどうするか、完全フィルムレスにするのか(イメージャーを残すのか)、静止画サーバーだけでなく動画サーバーも必要か、他の放射線機器はDICOM接続できるのか(古い機器だとできない場合も多く、変換器が高額)など・・・やること、調べることはこの他にもいっぱいあるよ。

実際大きな問題はシステムを入れた後に起こることがほとんどだから、導入してからの方が大変だと思う。システムを開発している業者ができると言っても安易に信じてはいけない。後になってできないと言ってくることもあったから。自分のトコは安いHIS、RIS、PACSのシステムを入れたので本当に大変だったよ。修正に丸1年はかかり、日常の運用でごまかすしかないコトも多くあった。ぶっちゃけ大変!。
でも軌道に乗れば便利なので頑張れ~!。

近年、政府は医療のIT化を積極的に進めようとしています。
ここでいうIT化とは診療情報(カルテ情報)の電子化で、電子カルテシステム を全国の病院に広めようということです。病院業務に携わったことのない人には分かりづらいと思います。
病院にどれだけの職種の人がいて、どんな仕事をしているのか知っている人は多くないんですね。、病院には医者と看護師さんと会計窓口の人しかいないと思ってる人も少なくないと思います。事実、私の友人も、病院の事務職という仕事が初めは全く理解できないようでした。
これは極端な例としても、多かれ少なかれこの程度の理解ではないかと思います。
でもそれが分からないと、電子カルテシステムというものが理解できないと思います。1人の医師が1人の患者さんを診察するのに、どれだけの指示をどれだけの職種の人に出しているのか。また、その診察に関して、医師と看護師、その他の職種の人がどれだけの記録を付けているか。


簡単に説明すると
診察で一般的に出される指示は、
 
 薬(処方や注射) 薬剤部(薬剤師)
 検査(採血や検尿)  検査部(臨床検査技師)
 レントゲン  放射線部(放射線技師)
 食事(入院中のお食事)  栄養部(管理栄養士)

などがあります。
すべてシステムを介さずに行おうとすると、医師はこれらの指示を用紙に書き、看護師さんか補助の人もしくは患者さん自身がその用紙を持っていくことになります。

そして、医師は診察の結果と今後の方針をカルテに記載します。
医師の指示を受けた部署は受けた指示の内容とそれを実行した記録を記載します。

ものすごく簡単に書いても1人の患者さんのために、これだけの業務が行われています。

このような病院業務のうち、医師の指示を電子化するのがオーダリングシステムで、記録までも電子化するのが電子カルテシステムと言えます。

 

病院業務を全く知らない方に説明するとこのようになるんではないかと思います。
もっと分かりやすい定義があれば、是非お教えください。
Dellが、世界最大規模の医療画像データベースを管理しているクラウドアプリケーションサービス企業のInSite Oneを買収し、医療機関向けソリューションを強化する。医療画像データベースはDELLの医療データベース の1つの重要な部分である。医療データベースは今の時代には不可欠なものである。  

1つの例としては、今回の震災と津波により、紙カルテを使用していたある病院が診療情報をすべて失ったとということである。被災者が他の医療機関にかかろうとしても、服用していた薬剤すらわからず、生命の危険にさらされた患者さんも多かったと思われる。IT化されていた病院でも、サーバーが被災してデータ復旧ができない状態のところが多かったという。もし、診療情報と薬剤情報のデータベースを構築していたら、災害に対する対策が取れたはずである。   

もう一つの現状では、母子手帳の記録や学童期の健康と医療記録のほとんどが散逸していたり、医療機関の診療情報も基本的に5年で廃棄されているという点だ。生涯にわたって国民一人一人をケアしていくことが求められているにもかかわらず、現在の日本では健康と医療記録を長期にわたって保持できる環境はない。また、1つの医療施設で患者が全快するまでケアをするような、以前の日本では理想と考えられてきた病院完結型の医療は、すでに破綻している。データベースを利用を早急に進める必要がある。   

しかし、現在の医療データ管理は複雑である。通常、1つの病院には、複数のハードウェアベンダー、数百のアプリケーション、および多数のスタンドアロンのIT環境が関わっている。しかもこの複雑さに加え、現在の手法でデータを取得するには多くの時間とコストがかかる。そのため、効率的でアクセスしやすく、コスト効率に優れた医療データ管理ソリューションが求められていることは間違いない。DELLは、従来の医療データ管理とは異なる手法を採用している。1つのプラットフォームが中心となっていて、特に医療ファイルと画像の効率的な保存、アクセス、共有を目的として設計され、容易な管理と優れたスケーラビリティを実現している。