【熱中症(ねっちゅうしょう)・熱射病(ねっしゃびょう)・熱疲労(ねつひろう)・熱けいれんの違いは | サッカー育成年代応援ドクター

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【熱中症(ねっちゅうしょう)・熱射病(ねっしゃびょう)・熱疲労(ねつひろう)・熱けいれんの違いは??】

 

 

熱中症(ねっちゅうしょう)・熱射病(ねっしゃびょう)・熱疲労(ねつひろう)・熱けいれんという言葉を聞いたことあるかもしれませんが、似たような言葉で違いが全く分かりません。

今回は、これらの言葉の違いを説明したいと思います。

 

熱中症(ねっちゅうしょう)とは、体温上昇脱水状態が合わさった状態を示します。

 

熱中症は、熱射病(ねっしゃびょう)・熱疲労(ねつひろう)・熱けいれんという状態に分類されます。

 

熱射病(ねっしゃびょう)

体温の40℃を超えるような異常上昇を認め、意識障害やDIC(非常にじゅうとくな状態のこと)がみられ、多臓器障害も認める非常に重症な状態を示します。

熱射病の予後は非常に悪いとされます。

日射病(にっしゃびょう)といったりすることもあります。

 

熱疲労(ねつひろう)

脱水による症状で、倦怠感(けんたいかん)やめまい、頭痛、吐き気などがみられます。

倦怠感(けんたいかん)とは、だるい、疲れた、と感じられる状態の事です。

 

熱けいれん

大量の汗をかくと、水と電解質(でんかいしつ)が失われます。

電解質が血液から多くなくなってしまうと筋肉がけいれんしてしまうのです。

試合中に足がつったりすることも、この症状の1つです。全身性に出ることもあります。

 

 

このような言葉の違いがあります。

試合後や練習後によく起こるのは、熱けいれんや熱疲労ということになります。

 

 

 

サッカー少年少女の皆さん、水分補給はしっかり行い、素晴らしいパフォーマンスを発揮できるように頑張ってください!!

応援してます。