【「牛乳を飲め」となぜ言われるのか?】
よく遠征先や合宿先で、監督・コーチから「牛乳をいっぱい飲みなさい」と言われたりすることがありますよね。私も何度も言われました。なぜ、牛乳を飲む必要があるのでしょう?
実は、骨の量は20歳までにピークを迎えて、それ以降は増えることはないからです。
骨はCa(カルシウム)とP(リン)とコラーゲンで出来ていますが、そのうちのCa(カルシウム)は牛乳には含まれています。
牛乳を飲んで骨をじょうぶにすることが出来るのは、20歳までです。
そのため、ジュニア世代~ユース世代までの選手だけが自分の一生のCa(カルシウム)の量を貯蓄することができるのです。
骨量は20歳~50歳くらいまで維持されて、50歳(閉経を契機くらい)に急に下がり始め、骨粗しょう症という病気になりやすくなります。つまり骨折しやすくなるのです。
Ca(カルシウム)を多く含む、小魚や牛乳をとるようにしましょう。
ジュニア世代のみなさん!今しかできません!骨折予防にもなるのでカルシウムをいっぱいとるようにしましょう!!
〔☆豆知識☆〕
Caの体内への吸収を手助けしてくれるのが、ビタミンDです。
食べたCaを腸管から吸収してくれるのを補助する役割があります。
厚生労働省によると、食品からとるビタミンDの量の目安は5.5µg程度だそうです。
しかし、1日に必要なビタミンDの量は15µg以上とされていますので、10µg足りないことになります。
残りの必要量は、太陽光線を浴びて体内で生成する必要があります。
紫外線を浴びる必要がありますが、夏や冬など季節によってもまちまちです。だいたい、15-30分程度を毎日浴びていたらよいかと思います。
ジュニア・ジュニアユース・ユース世代の方々は、休み時間中に外で遊んだり、夕方からのクラブチームや部活の練習で自然と必要量は浴びているかと思いますので、この辺りは問題ないですね。
むしろ、親御さんの方が問題となるかもしれませんね。
鮭・きくらげ・干ししいたけにビタミンDは含まれています。ぜひ食べてみてください!!
乾燥干ししいたけ大きいの1つ(5g)のもので17ug、さけ80-150ugのもの1切れで33ugのビタミンDがあるみたいですよ!