【半月板損傷(はんげつばんそんしょう)】
半月板(はんげつばん)とは、膝関節にあり、圧を弱めるクッションの役割をしています。
下は右膝の図を示します。
前十字靭帯損傷(ぜんじゅうじじんたいそんしょう)に合併して半月板も損傷してしまうことがあります。
膝を強くひねってしまうと発症します。
膝が伸ばしずらくなったりする症状がでることもあります。
半月板が損傷しているかどうかを確認するにはMRI検査が必要です。
膝が伸ばしずらくなったり、引っかかったりする症状がみられたら、病院を受診してMRI検査をして確認してもらいましょう。
〔治療〕
痛みはあるが、引っかかり感や水の溜まりが膝の中になければ、足底板(インソール)を入れて膝への負担を減らしたり、大腿四頭筋(太ももの前の大きな筋肉)の筋力増強を行います。
膝の痛みが続くときは、半月板部分切除術が行われますが、通常6週間~2か月程度でスポーツ復帰が可能となります。
血流が豊富な部分の半月板損傷に対しては、縫合術をするため、スポーツ復帰は6ヶ月以上見込まれます。
(足底板)
〔☆豆知識☆〕
半月板の外1/3は血流が豊富なので亀裂があっても軽快することが期待できますが、内側2/3は血流が乏しいため、手術が必要になります。