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理学療法士~physical therapist~HIROのブログ

日々臨床現場に立ち、大学院で研究活動に励む理学療法士(physical therapist)が関節外科やスポーツ医学、リハビリテーションについて最新の技術や報告などを紹介していきます。このBlogからソーシャルネットワークが広がれば良いなと思っています。

本日、長野まで研究のデータ収集にいってきました。

本日は4例のデータを取りました。

ついでにWOSI(The Western Ontario Shoulder Instability Index)も収集しました。
WOSIとは肩関節不安定症に特異性をもったQOL(Quality Of Life)評価表です。
WOSIについては後々に機会があれば紹介させていただきます!!

ちなみにQOLとは簡単にいうと生活の質です。難しくいうと、、、
『日常生活における精神的・身体的・社会的・文化的・知的な満足度』です。

よって肩関節不安定症がある方の生活の質などを調査しております。
面白いデータが集まりつつあります。

私はWOSIに関する研究も平行して行っています。
来年の肩関節学会あたりにでも発表しようかな。。。

ところで今日の調査は研究参加者の協力があってスムーズにデータ収集を終える事ができました!!

今回参加していただいた4名は作業療法士、理学療法士のタマゴ達です!!
みんな非常に良いコ達でした。そして皆さん何より勉強熱心でした!!


下の写真はデータ収集の光景です。

理学療法士~physical therapist~HIROのブログ-データ収集



まさに研究も協力者あってのもの!と再認識させてもらいました。
参加者の皆さんは遅くまでお付き合い頂き本当にありがとうございました。


下の写真は参加者のうちの3名です。
(写真の掲載は許可頂いてます!!)

理学療法士~physical therapist~HIROのブログ-研究参加者


P.S.このコたち昼休みの時間にクリスピークリームドーナッツを3つ食べてました。そして3時間後にはお昼に食べられなかったお弁当を食べてました。。。若さ故の食欲ですね。。。やはり年齢には勝てない。。。悲しい気持ちになった1日でもあった。。。(笑)


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~~Physical Therapist HIRO~~
昨日の外来で痛みが3年間引かないスポーツ選手があるきっかけでよくなりました。

思いも寄らない疾患が隠されていました。

まだまだ、勉強が足りないと痛感した一日でした、、、

その疾患の詳細はまたBlogで紹介します。

おごりを持ってはいけないと実感した日でした。

できない自分に悔しさを感じた反面、新しいことが分かり非常に楽しい日でもあった。
これだから外来はやめられない!!
外来の楽しさも再認識できた一日でもありました!

常に謙虚な気持ちと向学心を忘れずにいよう。

HIRO


iPhoneからの投稿
こんにちわ!!

立て続けに更新してます。

側弯症についてを更新したいと思います。

側弯症とは背骨が左右に曲がりながら、ひどい側弯症だと捻りが加わったものです。
下の写真は側弯症のレントゲン写真です。

理学療法士~physical therapist~HIROのブログ-側弯症2


$理学療法士~physical therapist~HIROのブログ-側弯症3



側弯症とは、、、様々な原因があります。

大きく分けて以下の2つあります。

①機能的側弯症→不良姿勢や脚の長さの違いによるものです。これは一時的なものです。

②構築性側弯症→神経性や筋性、腫瘍性、外傷性、特発性などが挙げられます。これは病気としての側弯症となります。

診断方法や画像診断方法などは今後紹介いたします!!!よって難しい用語などがあると思いますがご了承ください!!


側弯症は重度なものになると大きな装具を装着します。その装具は果たして効果はあるのか??そんな疑問に答える研究結果を紹介します。

『THE JOURNAL OF BONE AND JOINT SURGERY』という非常に信頼性の高いジャーナルに投稿されている論文です。

題:『Brace Wear Control of Curve Progression in Adolescent Idiopathic Scoliosis』
(思春期特発性側彎症における装具装着による側弯進行の抑制)


(The Journal of Bone and Joint Surgery (American). 2010;92:1343-1352.)


この論文は装具装着時間の長さと側弯進行の抑制との間に相関関係があるかどうかを検討した研究です。

方法:Cobb角25~45°の思春期特発性側弯症患児100例に対し、装着時間を正確に測定できる熱センサー付きのBoston Brace治療を行う前向き研究を行いました。

Boston Braceとは下の写真です。

理学療法士~physical therapist~HIROのブログ-Boston Brace2


理学療法士~physical therapist~HIROのブログ-Boston Brace4


理学療法士~physical therapist~HIROのブログ-Boston Brace3


理学療法士~physical therapist~HIROのブログ-Boston Brace1



結果:装具装着時間と側弯進行の抑制との間には有意差が認められました。(装具装着は側弯の進行を抑制する効果があるという結果です)
また、この効果が認められたのはRisser stageが0ないし1、治療開始時にY軟骨閉鎖していない児童であることが分かりました。

そして、装具装着時間が長くなるほど側弯進行が抑制されるという相関関係も確認されました。

装具装着は学校登校時および下校時の装着が最も効果があることも報告されています。

詳しい結果は1日あたりの装具装着時間が12時間以上であった児童の82%は側弯の進行が認められなかったのに対し、7時間未満の装具装着時間の児童は31%にとどまった。

また、装具装着時間は手術の必要性とも逆相関関係を示したと報告しています。(これは、装具装着時間が長いと手術の必要性が出てくることも抑制できるということです)

この論文内では16時間あるいは23時間の装着指示があっても実際の装着時間は同程度の装着時間であったという結果も述べられています。(言い換えると、長時間の装着指示があっても結局のところ長時間は装着していなかったという結果です)



下の図は研究データの図です!!

理学療法士~physical therapist~HIROのブログ-側弯症データ2


理学療法士~physical therapist~HIROのブログ-側弯症データ1



下のURLは論文の要旨です。

http://www.ejbjs.org/cgi/content/abstract/92/6/1343



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こんばんは!!

現在私は大学院に通いながら研究活動を行っております。

今まで研究のことについてブログで紹介する事はありませんでした。(色々な理由で。。。)

もうそろそろ大学院も卒業に近づいているので公表したいと思います。

題名は、、、


非外傷性肩関節不安定症における各種固定法の単純反応時間の検討



徐々にデーターも集まりつつあります。

非外傷性肩関節不安定症とは、、、

いわゆるLoose Shoulderです。

脱臼をしたこともないのに肩がゆるくて、痛みやしびれ、肩こり、肩の不安定性などを訴える疾患です。

患者のほとんどが女性です。

また、診断が難しく肩関節を専門に見ている医師でないと見落とすことがほとんどです!!
日本ではLoose Shoulderの明確な診断基準が示されていないから診断が困難になっているのでしょうか??
しかし実際の診療ではかなり多いです。

診断など詳細に関しては今後紹介しますね!!

また、研究論文の進行具合をこのブログで紹介していきます!!


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先日、会社の教科書という本を読みました!


会社の教科書/matsu

¥1,050
Amazon.co.jp

新入社員の方は是非とも読んでもらいたい!

漫画になっているので読みやすい⁉本です!

この本に書かれている事は、最近は、、、古い!とか時代に沿わない!と言われがちですが、私はそうは思いません。ごく当たり前のことです!当たり前のことですから、古い!や時代に沿わない!などという概念は存在しないと思います。

このようなことが最近は出来なくなってきたのはなんでなんでしょうか?

私は医療の現場にあるものですが、医療従事者ができていないだけなのでしょうか?

あるようで、ない当たり前のことが受け入れやすく書かれている本でした!


HIRO