気功のワークでよく「気」を感じられないという意見をいただきます。

でも、実際に私たちは日常生活で常に「気」を感じています。

ただ通常、意識に上がっていないだけです。

満員電車や人ごみで疲れてしまうのも、人と会って疲れてしまうの「気」をかんじているからです。

医療者が体調を崩してしまうのも、患者さんの「気」を感じているからです。

病気とは「気」が落ちている状態ともいえるので、患者さんはいい「気」が必要であり、欲しています。

医療者は患者さんの「気」を無意識に感じており、それに同調してしまうことがあります。

同調作用は人間に普通に備わっているもので、いい医療者ほど「気」が目減りしていきます。

相手を見て親身に話しを聞くのでより同調作用が強く働くからです。

「気」をコントロールする技術や方法論は様々ありますが、まずは「気」を感じすぎているという現状は認識した方がいいのではと思っています。