眠 狂四郎(ねむり きょうしろう)は、
 柴田 錬三郎
の小説に
登場する剣客
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 1956年5月から『週刊新潮』に連載
 「眠狂四郎無頼控」で初登場した。

 

 
 『大菩薩峠』(中里介山 著)の主人公
  机竜之助に端を発するニヒル剣士の系譜と、
  複雑な造形がなされている主人公である。

 

  
 転びバテレンと日本人の混血という出自を持ち、
 平然と人を斬り捨てる残虐性を持つ。
 その生い立ちを背負い、虚無感を持ちつつ
 「無想正宗」を帯び「円月殺法」という剣術を
 用いて無敵の活躍をし、剣豪ブームを起こした。
 

 
 毎週読み切りという形での連載で、初期の週刊誌
 ブームを支えた。新潮文庫で重刷されていたが、
 近年長編全点が改版され、後半3作品は1巻本だったが
 上下巻で再刊された。
 集英社文庫で一部再刊されている。

 
 
柴田 錬三郎(しばた れんざぶろう)、
 1917年(T:6年) 3月26日 - 1978年(S:53年) 6月30日
 日本の小説家、ノンフィクション作家、中国文学者。

 

 
 シバレン(柴錬)という通称でも名高い。


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画像 (写真) の一部は借りものです。
次回掲載は 5月11日の予定です。
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