高いアメリカ合衆国の医療費

 

    

 

 アメリカ合衆国の医療(Health care in the United States)は、
複数の組織から提供されており、医療機関のほとんどはNPOまたは
営利団体であり、病院は62%が非営利団体、20%が政府系、18%が
民間企業の所有である。

 

  

 医療費公費負担率は50%であり(2013年)、メディケア、
メディケイド、アメリカ国防厚生管理本部(TRICARE)、
児童医療保険プログラム(SCHIP)、退役軍人保健機構といった保険
プログラムによる。
 65歳以下の人口の多くは、被用者保険とその家族給付を受けたり、
自ら医療保険を購入したり、または無保険であったりする。
 政府系機関の被用者は主に政府から医療保険を受けられる。

 

  

 アメリカ合衆国の保健支出はOECD諸国中で最大であり、
Commonwealth Fundは、米国の医療を同様な国と比較して質は最低
費用面では最大とした。ブルームバーグは医療制度の効率性について
48ヶ国の中で46位とした(2013年)

 

  



背景


 アメリカの診療は自由診療が基本である。高額な医療費に備え、
各自が民間の保険会社と契約を行うが、低所得者は保険料の支払いが
困難となること、医療費のかさむ慢性病患者等は更新を拒否されたり
する弊害があり、医療の恩恵を享受できない国民が少なからず存在
していた。
 アメリカの自己破産の6割は医療費が原因である。さらに、
その医療費が原因で破産した者の8割は医療保険に入っていたとも
言われている。
 高額な医療費と、質の悪い保険のため、身体的のみならず、経済的にも
病気や怪我に苦しめられるアメリカ人は多い。

 

  

実 例


 骨折で手術を受け1日入院した場合で1万5千ドル、貧血で2日入院した場合で
2万ドル、自然気胸の治療(手術なし)で6日入院した場合で8万ドル、
内視鏡手術の不手際による腸内出血で5日間入院で25万ドルの請求がなされた
事例もある。

 

  
注 意


海外旅行には予防・医療保険と
旅行前の健康診断欠かさずに!

 

  
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医療保険会社との交渉。
困った事柄など次回に。