僕はギャンブルに向いていない。
馬顔と野次られることもあり馬に親近感を感じているわけだが競馬では既に35万の負債を抱えている。その他パチンコやカジノでも5万近くの負債を抱えている。
ギャンブルを辞めて株に投資しているほうが後世のためによっぽどいい。
しかし考えてほしい。人間は生まれながらにしてギャンブルとは切っても切れない関係にあることを!!!
人生、恋愛、仕事・・・何が起きるかわからない。嬉しいこともあれば辛いこともある。それらはすべてギャンブルなのだ。
そして....2017年飛ぶ鳥を落とす勢いの僕は諭吉60人を連れてマカオに乗り込んだのだった!!
今から書くのはある一人の男の悲しい運命の物語である。
時はさかのぼって・・・
2017/09/30 香港に上陸
このときは億万長者になっているであろう未来像を思い描きながらワインを傾けて、まるで空中を飛行しているかのようにこの世界が流動している姿を見下ろしていた(訳:夜景を見ていた)
香港での生活なんて僕にとって序章の序章なのでこれ以上は割愛する
今回のテーマは"マカオをぶっつぶせ"である。
そして晴れて僕は香港からマカオへの船、エスポワールに乗り込んだのだった...!!!
2017/10/01 マカオに上陸
気持ちはオーシャンズ11。カジノの金を全部持って帰る意気込みで乗り込んだんだ。
諭吉60人を香港ドルに換金!まさに不可避の速攻である
なぜこんなにも自信にあふれているかというと僕には勝算があった。
皆さんはマーチンゲール法とベーシックストラテジーはご存じだろうか?
説明しよう
この図で真ん中の下の黒か赤かを選ぶ。
当たると2倍でリターンされ、外れるとそのまま没収される。確率はほぼ1/2である(厳密には緑の0が存在するから1/2よりは低い)
そして勝負に負けたら次回の賭け金を前回の倍に増やす いわゆる「倍プッシュ」2倍、4倍、8倍、16倍、32倍、64倍、128倍・・・マーチンゲール法とはそれだけである。
具体的に日本円で説明すると
最初に1万円賭け、勝てば降りて1万円の得。負ければ次に倍プッシュして2万円賭ける。2万円の時点で勝てば4万円返ってくるが、今まで1+2=3万円賭けたので、やはり1万円の得で、そこで降りる。負ければ次に4万円賭ける。今までの掛け金1+2+4=7万円に対して次のリターンは8万円。このようにして、勝つまで続ければ、必ず1万円勝てるという方法である。
これは俗に2倍マーチンと呼ばれるものだが
僕は60万という資産を武器に3倍マーチンを利用した
つまり掛け金を3倍ずつにしていく投資法である。
香港ドルは1ドル=15円であり最低ベットは100ドル(1500円)である
つまり負け続けると
100ドル(1500円)、300ドル(4500円)、900ドル(13500円)、2700ドル(40500円)、8100ドル(121500円)・・・と最終的には莫大な資金が必要となるが確率は常に1/2なので負け続けることはまぁ少ない。
そして60人の諭吉という数の暴力で僕ははじめに5,6万の富を得た!
その時は思わずスラムダンクで流川と桜木が無言でタッチをかますがごとく隣の老夫婦と熱いハイタッチをかましたよね。
そのまま席を外して勝ったまま終わればよかったんです。。
5,6万の勝ちで満足できない僕は3倍マーチンで挑み続けた。死のカウントダウンが迫っていることも知らずに...
そしてその時は訪れた!
4連続外しつづけ100ドル(1500円)、300ドル(4500円)、900ドル(13500円)、2700ドル(40500円)と失っていった。
そして次に置かなければいけない額は8100ドル。
日本円にして121500円である。