みなさまこんにちは。

久しぶりの総院長ブログです。

今回は、メディアージュ独自のニキビ跡治療についてのお話です。

 

赤茶色になったニキビ跡、クレーターになったニキビ跡、ケロイドになったニキビ跡。

ニキビ跡と言われるものは大きくはこの3種類。

中でも、ニキビ跡というと=赤みといってもよいくらい、

クリニックにお越し頂くかたのほとんどがニキビ跡の“赤みや赤茶色”に悩まれていらっしゃいます。

 

ニキビができるようになってニキビ跡も増えるようになってしまった・・・

かれこれ数か月ニキビ跡が治らない・・・

ニキビ跡の赤みや赤茶色って、なんでこんなになかなか治らないのでしょう?

いつか自然に治るものなのでしょうか?

 

今回はそんなニキビ跡の赤みや赤茶色についてお話します。

 

ニキビ跡の赤みや赤茶色というのは、理論上、いつかは自然に消えるはずです。

 

これらの正体は、「炎症後色素沈着」と思われがちですが、実はそれだけではなく「毛細血管増勢」という一時的な現象との混合なのです。

ニキビは炎症を伴う毛穴の病気。

毛穴に強い炎症が生じることで、毛穴が大きく変形してしまいます(膿が出て出血することもあるくらいですから・・・ね)。この炎症による毛穴の変形を改善しようとするいわゆる「自己治癒力」の過程では、まずこの毛穴を“治す”ためにたくさんの栄養を運んでくる必要がありますが、そのために毛細血管が臨時的に大量に増勢します。そして、この毛細血管より栄養を受けて肌細胞(線維芽細胞)は毛穴を修復しようとします。このことからわかるようにニキビ跡初期の赤みの正体は「毛細血管」の赤みなのです。詳しく言えば毛細血管内を流れる赤血球の色、ですね。また同時に炎症が起きたところには、その他の皮膚の全ての細胞が復活するために一時的に機能などを高めるため、メラニン産生細胞(メラノサイト)も一時的にメラニンを過剰に作ってしまいます。この状態を医学的には「炎症後色素沈着」と言います。

毛細血管、つまり赤血球の赤い色と、メラニンの黒い色が混ざって、ニキビ跡は赤味や赤茶色に見えるのです。

メラニンは、紫外線から表皮細胞含めたお肌を守るために紫外線を吸収する役目を担う大事な存在。

紫外線を感知したときだけでなく、お肌にダメージを察知したときはいつも以上に作られるのです。

そして、もうそこまでたくさん作らなくていいよとなればだんだん通常に戻ります。そして過剰に作られたメラニンは吸収されたり表皮のターンオーバーなどで引いていきます。同時に修復が終われば、最初に作られた臨時の多量の毛細血管も必要ないので吸収されてなくなっていきます。

そうして、まずは赤味が引いていき、その後ゆっくりとメラニンが減っていくわけです。

 

理論的には、長期的に見れば赤味や赤茶色のニキビ跡は色としては消えるはずです。しかし、実際には時間がたってもなかなか赤みや赤茶色ゼロにまで辿り着かないですね。

その原因の一つは、その部分にまた炎症が生じやすいということです。ニキビが完治していればそういうことはありませんが、完治しておらず同じ毛穴に再度炎症が生じたら、当然また赤みや赤茶色になってしまいます。

もう一つは、毛細血管もメラニンも、身体がそのままあっても問題ないや!って判断したときです。

変形が完全に治らなくても「生きていくのに」問題なければ、ある一定の時間が過ぎると人間の体は“もういいや”となって、そのままになります。そうなると、余分な毛細血管やメラニンがそのままお肌に残り、赤みや赤茶色が残ってしまうわけです。

 

わかりますよね、そうです。根本から考えるとやはり、

 

ニキビ跡の赤みや赤茶色を治すのに一番大切なことは、

ニキビ跡が出来たそこに、ニキビが繰り返さないようにすることです。

新しいニキビができないような肌にしてそれを保つことです。

 

ニキビが出来ない肌にするPDTのような治療を行ったうえで、

これらニキビ跡の赤みや赤茶色に対して 

“メディアージュ独自のニキビ跡の色素用IPL治療”を行うことが最も効果的です。

 

この治療では、IPLの特長であるメラニン破壊・除去だけでなく、毛細血管の退縮を促します。IPLには直接赤い色をターゲットにする特徴もありますが、お肌の代謝を促す効果もあります。それにより、早期の毛穴修復作用と共に毛細血管退縮、メラニンの分解・除去作用なども促すことで、ニキビ跡の赤みや赤茶色を改善させていきます。

毛穴内修復を頑張って行っているお肌の早期から、

メディアージュのニキビ跡の色素用IPL治療を2~4週間隔で行い、肌代謝をコントロールして改善していくことを推奨しています。

 

もう一度言いますが、ニキビができない状態を保っていること、つまりニキビができないようにコントロールできていることがニキビ跡の赤みや赤茶色を改善するのに絶対的に大事なことです。

何十回メディアージュのニキビ跡の色素用IPL治療をしても、新しいニキビが繰り返していれば、その度に炎症が生じるわけですからニキビ跡は改善しません。

現在生じているニキビ跡の赤みや赤茶色の程度、それが出来た時期・期間、そして一人一人違うスキンタイプに応じてこれらの治療設定を行います。IPL治療はこれらの要素を踏まえて適切な方法を行えば様々な目的に対応できる治療です。有名なシミ・美白治療としての役割だけではない優れた治療です。

 

ただし、どんなに良い治療でも、その治療の扱いが悪ければその治療の本来ある最適な結果が出せません。長年の経験とその結果考察からアップデートしてきた実績が私たちにはあります。

今年で20年、お薬をはじめとした他のいろんなニキビ治療でも改善が乏しかった方たちに、ニキビ治療PDTのパイオニアとしての自負をもってやってまいりました。だからこそ、ニキビ跡に対しても強いこだわりを持って真摯に向き合ってご提供してきたニキビ跡治療です。

 

今まで思うように治らなかったニキビ・ニキビ跡。

いつでもご相談ください。お待ちしております。

 

ではまた近いうちに。

 

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