先日、4回目の介護認定調査が終わりました。
介護生活も5年になります。
5年といっても、
父の認知症の始まりがいつだったかというのは、
よくわからないので、
まあ、だいたい5年くらい。
もともとの性格も
おしゃべり好きで、
活動的で、
懐疑的で、
執念深くて、
キレやすい
といったところだったので、
同じ話を延々と繰り返すのも、
徘徊がひどいのも、
ものをとられたというのも、
急に怒って怒鳴って出ていったりするのも、
当たり前のように受け入れていました。
なので、認定調査などで、
「いつごろから様子がおかしくなりましたか?」
と聞かれても、
まったくわからないぐらい。
それぐらい、
父が認知症になったのはすごく自然なことでした。
最初のころは、
「私のことを忘れたら、施設に入ってもらおう」
と思っていました。
独身で、仕事もあり、
ほかに頼る人もいない中、
若いころからやんちゃで、
年金がほとんどない父を、
私が介護をすることは、
よくある「介護離職→破滅」
というのが目に見えていたから。
それに、
父のシモの世話なんて、
到底できないと思っていたから。
本当に申し訳ないのだけれど、
そこまで父が好きではなかったのです。
それが。
けっきょく自宅で介護をしている。
いろいろと理由はあるけれど、
一番は、私のことを忘れていないから。
私がそばにいると喜んでくれるから。
おかげで、たくさんのことを知ることができました。
父の人柄のよさやかわいらしさ。
介護をすることで、
父がすごく大好きだと思い直すことができました。
最初のうちは、
便のついたパジャマや布団は、
すべて捨てたりもしていたけれど、
いまでは余裕で扱えるようになったし。
まったく料理もできなかったのに、
多少(本当に多少で、1カ月に1回くらい)は
料理もするようになったし、
お掃除も前よりたくさんするようになった。
ヘルパーさんから逆に、
「お父様とお嬢さんの関係を見ていて、
私も励みになります」
なんて言われ、
「専門家でもそうだよな、たいへんなんだな。
ヘルパーさんだって、パートタイムなんだもの」
なんていう、当たり前なことがわかったり。
もちろん、社長をはじめ会社の他のスタッフの協力、
介護にかかわってくれるすべての方の協力があって、
成り立っているものです。
それに父にもだいぶがまんしてもらってもいると思います。
(食事とか、ほとんどレトルトだし)
自宅での介護はまさに生活そのもので、
たいへんなことも多いけれど、
その分、喜びも多いのではないかと、
最近感じています。
たまたま、私が自宅でも仕事が対応でき、
たまたま、社長がそれを許してくれ、
たまたま、理解のあるまわりのスタッフが協力してくれ、
たまたま、私がインドアタイプで、
たまたま……。
多くの偶然が重なったおかげで、
いま、こうやって自宅で介護ができている。
本当に、ありがたいことです。
でも、自宅が必ずしもいいとは私は思っていません。
施設のほうがいい場合もある。
人好きな父にとっては、
施設のほうがたくさんの人に囲まれて
よかったのかもとも思っています。
ただ、私にとっては、
このほうが、楽だし、自分らしかっただけ。
とりあえず、現段階では、
最期まで自宅で……と、
きょうも介護しながら、仕事します。
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