- ニュースの職人―「真実」をどう伝えるか (PHP新書)/鳥越 俊太郎
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月曜日の毎日新聞の鳥越俊太郎氏のコラムが掲載されました。
ニュースの匠:またぞろ「政治とカネ」
マスメディアでは、小沢氏については「政治と金」とお題目のように唱えていますが、
中身をわからずに使うな!とお題目を唱えているはずの新聞でどうどうと主張している鳥越氏。
新聞がやっていることの正反対の意見を載せてしまうところもさすがは毎日新聞だと思いますが、
これをよくぞ言った、という鳥越氏もさすが、といったところでしょう。
ネットでの評判はあまり芳しいわけではない鳥越氏ですが、
このコラムは見直されるきっかけになってほしいものです。
といいつつ、今日現在目立った話題がなく、相変わらず2chスレで煽って叩いているものしか散見されませんが。
さて、そんな鳥越氏が毎日新聞社に入社して、
支局時代、サンデー毎日時代、外信時代、そしてニュースキャスター時代と、それぞれでの経験を語りながら、
ニュースとは何か、ジャーナリズムとは何かを語ってくれているのがこの本です。
この手の本によくある、自分の成功談ばかりでなく、誤報を打ってしまって、それをいかに信頼回復していくかというエピソードまで載せているところが、鳥越氏のジャーナリストとしての執念さと思えます。
そんな鳥越氏がニュースの仕事に必要な「三つの観」は、ほほぅ、とうなずきました。
それは、人間観、歴史観、比較文化観。
「人間とは何か」をよく考え、これまでの歴史の中で今起こっていることはどういう位置づけで、様々な文化をいろんな視点で見つめられるスタンス、偏らない思想で物事を柔軟に考える必要な要素なのだな、と思いました。
9年前の本ですが、なかなか参考になりました。