言うまでもなく、

口はいろいろなはたらきを

していますね。


口の中にある舌は味を感じる”感覚器”ですし、

声帯で作られた音を声にするのも口です。

歯、口唇(こうしん)、舌などを使います。


食べ物を食べる仕事は、口は”消化器”

ということをあらわしています。


これからしばらくは、”消化器”の

はたらきがどのようにおこなわれているか

書き進めてみたいと思いますが、

その前に口の中のしくみを

書いておきたいと思います。。




介護につかえる体のしくみとはたらき100

口の中を口腔(こうくう)と呼んでいます。

口腔を過ぎると、次は咽頭(いんとう)

つながっています。


口腔の天井を口蓋(こうがい)

いいます。口蓋には骨が土台になっている

硬口蓋(こうこうがい)の部分と

筋肉が土台になる口蓋(なんこうがい)

の部分があります。


軟口蓋は食べ物を飲み込むときに

鼻に行かないように鼻の通り道に

フタをするはたらきをしています。


口蓋から垂れ下がっている

口蓋垂(こうがいすい)

俗名「のどちんこ」です。


口腔の床には舌(ぜつ)があって、

その下が口底(こうてい)と呼びます。


口腔の横の壁は頬(ほお)で、

入り口は歯と口唇(こうしん)

閉じたり開けたりしています。