音は真空では聞こえない、
ということを知っている人は
多いと思います。
地球を出て、空気のない
宇宙へ行くと
音は聞こえないんですね。
音は空気が振動するところから
はじまります。
空気の振動は外耳道に入ってきて
外耳の奥の鼓膜を震わせます。
鼓膜の震えが耳小骨を震わせ、
蝸牛に伝わります。
耳小骨では、音の大きさが
20倍にもなるくらい効率的に
伝えるそうですよ。
蝸牛の中にはリンパ液が入っていて、
震動がリンパ液に伝わって、
それを感じた感覚細胞が
脳へ伝わる、ということになります。
音は、「気体」・「固体」・「液体」・「電気」に
変化して伝わっているんですね^^
さて、目とちがって、耳は
寝ている時も開いていて、
音がすれば鼓膜を震えさせて
音が伝わるんでしょうけども、
あれは聞こえているんでしょうか。
まあ、突然
「どーーーーんっ!」
なんて大きな音がすれば
飛び起きるでしょうけど、
普通は聞こえませんよね。
たぶん、脳が休んでいるから
聞こえないことになっているんでしょうね。
いつも言うように、五感って
危険や変化を察知するためにあるので、
身の危険を感じるような音に対しては
脳は反応するけど、そうでない場合は
休んでしまうんでしょう。
いずれにしても、
最終的に音が聞こえる・聞こえないは
脳が関係しているということですね。