今日は、明るさによって
目が慣れるしくみ、
「暗順応」、「明順応」の
お話をします。
目は光を感じる感覚器
だと書きました。
映画館など、真っ暗な場所に入ると
まず、はじめは見えません。
光が目の中、つまり網膜に
入ってきません。
しかし、何とか見ようとして
わずかな光でも見えるように
網膜の感度を上げるのです。
感度を上げると、だんだんと
物が見えてきます。
「暗闇で目が慣れてきた」
ということです。
「暗闇に順応する」、これを
暗順応(あんじゅんのう)
といいます。
このとき同時に、光彩(こうさい)も
広がって光がたくさんはいるように
します。「瞳孔(どうこう)が広がった」
という状態です。
明順応は、これと反対のことです。
明順応は、暗順応を元に戻す、
ということですから、
暗順応よりもはやく戻ります。
さあ、時間のある人は
今から映画館に行って
暗順応と明順応を
実体験してみましょう^^