病院事務室内の消耗品在庫を一括管理に改善しました。









すべて出して分けます。弊社の作業代行サービスの依頼でしたのでスタッフが黙々と分けます。






余剰在庫が見えてきます。

ベル付箋


ベルボールペンの替芯


ベル電池



倉庫にあった棚を再利用して仮収納が完成です。




一括管理にすることで、在庫の把握がしやすくなります。さらに、個人で持っている在庫も入れてもらうと、かなりの数の在庫があることを目で見て確認できます。


これまで発注担当者は、院内各部署からの発注依頼はすべて依頼通りに発注をかけていたそうです。


けれど事務室内の在庫が把握できたことで、まずはここにある物を消費するフローに変更することができました。適正在庫が判断できた時点で全体の空間コントロールとともに、収納を完成させていきます。


病院規模から考えると、こういった細かな経費削減は経営を左右するほどの利益率の向上にはなりません。


それよりも管理ができている心理的安心感、働きやすさの実現、ストレスフリーな職場環境が、働く人の時間の無駄、気持ちの無駄をなくします。


乱れた職場環境は、働きにくさを表しています。うちは働きにくいけどそれでもいい?という、前提条件を提示しています。


多くの企業がそのことに気づいていないですし、多くの働く人もその前提に気づいていません。そこでどんな問題が生じて来るのでしょう?


乱れた環境に入ると、それが当たり前の景色となり、乱れていることに問題を感じなくなります。


環境に鈍感になることは、仕事に鈍感になることです。まぁ、いいやがあちこちに潜んで、仕事の足を引っ張っていますし、それはいずれ大きな損失に繋がっていきます。


過去に職場環境デザインの過程で発覚した問題の一部です。


☑️リース物品の廃棄をしたにもかかわらず、手続きをしないまま年間1,000万円以上のリース料を支払い続けていたこと。


☑️請求書類放置で数千万の未請求。


☑️預り金書類の管理不足により、返金されていない金額数百万円。


☑️引き継ぎされずに6ヶ月放置された国への申請業務。


職場の乱れ具合と問題の大きさは比例します。


そうなる前に打つ手はひとつ。整理整頓。目に見えることから改善していきましょう。