ご挨拶後に、ご住職が説法をして下さいました。
( 以下文章省略か所があります・・・ )
四国遍路はお大師さまと共に歩む「同行二人」というおおきな心の支えがあります。
そして、お遍路をしている人々が、実際に出会う「空海上人」がいます。
あるお遍路さんは
約1400kmの道のりに、もう辛いから止めてしまおうかと歩みを止めた時、近くにいた人の励ましの言葉でその方は再び歩み始めました。
自分の心に負けてしまいそうになった時に、良いタイミングで言われる何気ないその一言に、その方はどれだけ励まされたことか・・・!
その励ましの言葉をかけてくれた人が、その人にとっての空海上人だった、ということをご住職はお話されていました。
周囲の人に対しての心遣で、人は誰しも空海上人に近づけるのだ、自分の中にも、他の皆さんの心の中にも、空海上人はいるのだと感じました。
見返りを求めず無欲に、相手のことを思いやる・・・。
私はつい、これをやってあげたのだから、あの人はこうしてくれるだろう、とか見返りを求めてしまいます。
自分を見つめながら、人間の温かい心にふれながら一歩一歩進んでいくお遍路は、自分の内なる仏と 周囲の人々の内なる仏 を感じる旅なのだと感じました。
自分が壁にぶち当たった時、必ず救いの道があると思います。
それを自分でどう見つけて、どう力に変えて行くか、それが人間の修行ではないかと・・・・
また、もう一人のご住職の説法は 「合掌」について
『右手は仏、左手は自分を表し、合掌することにより仏様と私が一つになり心を通い合わせ、仏の存在と安心を得ることが出来る。
そして、「仏様が一緒だ」と考えると、心が豊かになり苦しいことも乗り越えることが出来るのです。』
どのご住職の説法も、私はとても共感しました
10分ほどの短い時間でしたが、帰った後も思いかえして考えていました。
説法後に全員で 『般若心経』 を唱え、みなさんお待ちかねの お砂踏みです
各札所寺院のご本尊が描かれた屏風の前を 合掌しながら、一心に念じてお参りします。
同時に、四国八十八ヶ所霊場 各札所寺院から集めた「お砂」が、赤い敷物の下にあり、その「お砂」を札所と考えて、丁寧に踏みしめてお参りします。
入院患者さんも参加され、ゆっくり一歩一歩踏みしめて歩く方、車いすやベット上で一心に御影に向かって手を合わせる方、皆さん思い思いにお砂踏みを体験されていました。
また、もう一度行きたいと再度お砂踏みをする患者さんもいました。
「何度でもお砂踏みをなさって下さい」 というご住職の言葉に、多くの方が何度もお砂踏みを楽しんでいました。
お砂踏みが終わると最後の所にご住職が居られ、お守りを一人一人手渡しでいただきました。
お砂踏みが体験できたうえに、お守りまでいただけるとは・・・
大事に鞄の中にしまいました
参加者みなさん、お砂踏み前と後では表情が異なり、スッキリとした表情で帰っていきました。
片付けが終わった後、ご住職と少しお話する時間がありました。
「今日は皆さん楽しんでお砂踏みをしていただけたみたいで・・・・。 楽しんでもらうのが一番です。お砂踏みを楽しんでいる方々を見ると、とても嬉しく思います。」と笑っていたご住職の顔が 私には菩薩様のように見えました。
今回は貴重な体験をさせていただきありがとうございました
