メディアジャーナル                    ― medi-j ―

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ジャーナリストの松岡泰宏による政治・社会・経済系ブログ

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『THEMIS』4月号の主な執筆記事は下記の通りです。

【経済】
政治塾ブームに乗った
牛尾治朗 今さらリーダー育成塾とは?!
政治が大好きな経営者が3年で日本の将来を担う人材を育てると豪語するが


【社会】
元連合会長の寂しい最期
鷲尾悦也「孤独死」で囁かれる公私の噂
民主党政権の生みの親ともいえるドンの生活ぶりは〝労働貴族〟そのものとも

その他、小沢一郎民主党元代表、輿石東民主党幹事長、石原・亀井新党、河村名古屋市長の「南京発言」についての記事に関わりました。
『THEMIS』3月号の主な執筆記事は下記の通りです。

【生活&文化】
大臣として経済を混乱させた
竹中平蔵「世界塾」で人材育成とは厚顔だ
「東大も慶大もたいしたことない。世界に飛び出せ」というが国民生活への責任は?!


【政治】
議員歳費8%削減では甘い
国会議員の「収入1億1千万円」を切れ
消費税増税や年金カットを画策しながら自らの特権は温存する彼らを突き上げろ

【官僚】
27万組織を支えられない!
防衛省の失墜‐無能大臣と奢れる官僚たち
防衛政策にも暗くお粗末大臣を選んできた自民党も欠いた「政治」が無責任だ

【経済】
同族企業の驕りか
大塚ホールディングス「1億円役員」続出に湧く批判
ビートたけしをCMに起用したりして派手に宣伝するが様々な問題点も噴出して
3月4日のロシア大統領選挙でプーチン氏が当選し、首相から大統領に返り咲いたことで、メドベージェフ政権から一転して日露友好が前進する可能性がある。

プーチン氏は少年時代、映画を観たり小説を読むうちにスパイに憧れを抱き、KGB(ソ連国家保安委員会)に入りたいと思うようになった。スポーツで実績を残し大学で法学部を専攻すればKGBへの就職に有利になることを知ると、柔道に打ち込んで、レニングラード大学法学部に進学。卒業後に念願通りKGBに就職すると、中国研究を徹底的にやり、ロシアにとって中国が最大の脅威であると叩き込まれた。

プーチン氏は前回の大統領在職時、核開発問題で北朝鮮に騙された苦い経験があるという。ロシア部局内で影響力を持ったことから「外務省のラスプーチン」と呼ばれた作家の佐藤優氏と、あっせん収賄などの罪で服役し昨年12月に仮釈放された新党大地・真民主の鈴木宗男代表は、衆院議員会館で度々、勉強会を開いている。その勉強会で佐藤氏はこう証言した。

「私はプーチンの名代として北朝鮮に行った人と話をしたことがある。彼は金正日から『私たちは弱い国で、核兵器を作るような技術力はない。いま核開発をやめると言っているんだけれども、世界が信用してくれない。だからロシアが仲介してアメリカを説得してくれないか』と頼まれ、ロシアは動いた。ところが北朝鮮は隠れて核兵器を作っていた」

親日家のプーチン大統領は、中国を警戒している。北朝鮮は金正日総書記の死去により世襲で金正恩体制に移行したが、疑念は消えない。

それに対して日露関係では、「野田首相の“鈍感力”がプラスに作用している」(佐藤優氏)という。昨年12月4日に行われたロシア下院選で、投票所の責任者が投票用紙を偽造するなど一部に不正選挙疑惑が持ち上がった。これを受けてアメリカのクリントン国務長官は、「選挙管理のあり方に深刻な疑問がる」と批判し、ロシア側に不正の調査を求めた。

アメリカの同盟国である日本も、追随して批判するものと見られていた。ところが在ロシア日本大使館は即座に、「全体として投開票は平穏に行われた」とのプレスリリースをホームページにアップ。これをロシアは深読みして、野田佳彦首相がイニシアティブを取り、官邸が大使館へ明確な指示を出したと捉えた。国会で外務省および政府としての見解を問われた山口つよし外務副大臣は、「ロシアの人たちが選んだ結果について、それがいいとか悪いとかという立場でもない」と、内政不干渉を表明した。

そうした動きを踏まえてロシアは、日本がアメリカとは一線を画し、対露関係の改善を積極的に進めたいというシグナルを送ってきたと、好意的に誤解したのだ。鈴木宗男氏のもとには、ロシアの有力日刊紙『イズベスチア』から「野田政権は対露関係の改善に積極的なのははぜか」といった質問がきたが、実情を伝えるわけにもいかず回答を拒んだという。

メドベージェフ前大統領は、ロシアから北朝鮮経由で韓国に、年間100億立方メートルの輸送能力を持つ天然ガスのパイプライン建設計画を推進。さらには北方領土の軍備を増強した。ロシアと中国の水産会社が、国後島でナマコ養殖の合弁事業を始めるのも、政情が深く関係している。ロシアは中国、韓国、北朝鮮と組んで、対日包囲網を敷いてきたのだ。

メドベージェフ前大統領が取った施策は性格に起因するとして、佐藤優氏はこう語った。

「メドベージェフ氏は、官僚組織を信用しない。思い通りにならないとすぐ怒鳴る。それから自分の側近を大統領府に連れてきて、側近政治を行って思いつきのアイデアで命令する。しかも現場主義だといって、すぐに現場に行って混乱させる。どこかの誰かに似ている。前首相の菅直人氏とメドベージェフ氏は、磁石のN極とN極だから反発し合って、日露関係が悪くなった」

プーチン大統領はメドベージェフ前大統領とは逆に、日本と友好関係を築くことが外交カードになると見ている。そして野田政権は“鈍感力”が功を奏し、ロシアに対して友好的だと誤解されている。誤解も実力のうちである。エネルギー資源世界一のロシアと応用技術世界一の日本が組めば、強力なタッグになるのだが・・・。
『THEMIS』2月号の主な執筆記事は下記の通りです。

【社会】
大阪革命疾る② 橋下大阪市長の「教育提言」が突破口
日教組&教育委「大改革」に火がついた!
偏向教育を克服したサッチャー改革にならい教育の仕組みを大阪から変えていく


【政治】
一部のマスコミは持ち上げるが
吠える小沢一郎に「最期」が近づいた
「私の関心は天下国家」といい、すべて秘書のせいにするとは政治家失格だ

【メディア】
有名人における不倫の研究
ミヤネ屋は「愛人騒動」を美談にしたが
報道に開き直ってキャスターを続けるがマスコミや評論家のスキャンダルは多い