太陽系の惑星が影響する太陽活動の周期が11年

太陽活動の観測結果を専門家が過去1000年をさかのぼって調べたところ、太陽系の惑星の位置が太陽活動の周期に多大に影響していることが分かってきたのだそうで、なぜ太陽活動の周期が11年であるかは、太陽系にぞんざいする惑星の位置よってもたらされており、特に11.07年周期で発生する金星、地球、木星が一直線に並ぶことで太陽活動の周期が11年となっているのではないかと考えられるそうです。

また、月の重力が影響して地球潮の満ち引きに作用しているように、惑星の潮汐力が太陽へ影響することで太陽黒点の発生に変化を与え、丁度太陽黒点数が著しく減少した7世紀から18世紀にかけてのマウンダー極小期も、太陽系の惑星が作用していた可能性があると考えられているそうです。

太陽活動の周期は太陽その物の回転とプラズマによる複雑な作用によって発生し、この時太陽の磁場が規則的に変化するのは、惑星の位置などからくる力によって敏感に作用を受けているのではないかと考えられるそうです。

太陽系に存在する惑星の微妙なバランスの上に、太陽活動が周期的に起こっているとしたら、月がだんだん小さくなっているという研究もあることから、遠い将来、惑星の位置や大きさなど何らかの環境に変化が起これば、これまでのバランスに変化が起きて太陽活動の周期が変わってくることもあり得るかもしれません。

かなり遠い未来ですが、太陽の寿命は100億年程度とか50億年ではないかと諸説あるようですが、仮に太陽活動の周期が変化するようなことが起きれば、太陽の寿命にも何らかの形で影響がでることもあるかもしれません。