リミッター編

 

DMG Audio  Products Limitless

マルチバンドのリミッターです。

かなり細かく設定もできるのですがプリセットからざっくり使用することも可能。波形表示もかのうなのでかかり具合は一目瞭然

一番の特徴はクリッパー内蔵なところでしょう。評判は動作が分かりにくく賛否両論な気がしますが個人的にはありです^^

波形を確認するとわかるのですがクリッパーのようにハードクリップはしないので高周波まで下品にクリップしないところが美点

量子化ノイズ対策に16倍までオーバーサンプリングも可能です。

CPU負荷は重めなのと真価を発揮するには丁寧な設定が必要ですがトランスペアレントな仕上がりから激音圧までなんでも使えます。

 

 

Ozone Vintage Limiter

設定は3つのプロファイルとリリースのみ

ウルトラシンプルなUIが気に入ってますw前段でのピーク刈り取りに使いますが動作も軽いです。

全般的にデジタル臭さの抜けた柔らか目のサウンドですが、リリースを0にして固めなクリッピングも可能です。

モダンモードでは何故か三角形にクリップしますw

 

Ozone マキシナイザー

こちらも定番 オゾンのマキシナイザー

負荷が高めですが多くのプロファイルとリリース、トランジェントの設定ありで歪まないように工夫されてます。

注意点はリリースを0にするとクリッパーと同じような平らな波形になります。知らずに使うとまっ平らな波形が出来上がります。

最終段ではリリース0は辞めておいたほうが無難でしょう。

ラウドネスの自動ターゲット機能付きなのでポスプロにも使えるかと思います。軟弱なPCだと動きませんw

 

FabFilter Pro-L 2

こちらも定番

どこまでも深く歪まずに潰れます。とにかくクリア。リミッターなのにアタックタイムで質感を調整できます。アタックタイム10秒まで行けるのが意味不明でありますw

 

そして特徴的な大きなUI 潰れ具合がはっきりと視認できます。プロファイルが複数用意されてますが大きくは変わりません。

その他ルックアヘッド、アタック、リリース、ステレオリンクと調整可能ですがスライダーをバカ上げするだけでも必要以上にでかくなります。

ラウドネス表示、ディザ、TP、オーバーサンプリング付き 

 

Invisible Limiter G2 - A.O.M. Factory

こちらも定番化しつつあるリミッター
オーディオライクな美しいUI そして変化の少ない透明なサウンド 音を変えたくない最終段使用してます。
超高速アタック調整とリリースコントロール音量を一定に保って調整できるユニティ・ゲイン・モニタリング
16倍オーバーサンプリングw
大きくつぶす用途では歪みやすいかと思います。
 
【まとめ】
 
現状どのようなリミッターでもある程度の音圧は得られます。ですが音圧とアタックのパンチやトレードオフです。
また一定以上詰め込んで歪まないようにアタックのトランジェントやパンチをキープするには前段での工夫が必要