救急外来はマルチタスクになることが多いです。

Aさんの採血結果を待つ間にBさんの話を聞き、BさんのCTオーダーを出し、さらに手が空いたのでCさんの話を聞き、ちょうど話を聞いた直後にAさんの結果が出て今日は帰れるけど後日のフォローが必要そう、BさんのCTも出て採血が必要そう、ああAさんの他科紹介記事を書かないと、Bさんに採血の説明をしないと、Cさんは話をして帰宅させないと……そして溜まっていくカルテの山……

こんなのしょっちゅうですよね。

以前までは自分の頭で整理していたのですが、患者が増えるに従って、検査を並列して管理するのが厳しくなってきました。

そこで、タスク管理シートを作ることにしました。

 

記入事項としては

・年齢、性別

・主訴

・検査項目

・オーダーした時間

・確認チェック欄

 

の5つです。

余白には転機を書いています(帰宅、後日フォロー、入院など)

これを印刷してメモしておくことで、現在自分の見ている患者がどの状態にあるのか一目でわかるようになりました。検査はいっぺんにいろんなものを出すことが多いのですが、結果が出る時間にはばらつきがあるので、どの検査項目をチェックしていないのかがすぐわかるのは便利です。

オーダーした時間も書いておくと、「この患者は待たせ過ぎているな」とかもすぐわかるので、結果的に患者満足度の向上にも繋がると信じています。

 

うちの病院は、というか大病院はどこでもそうですが、待ち時間が長いとクレームを言われることが多いです。特に救急外来は重症度によって優先順位が変わるので、診察まで2時間待ちはザラにあります。採血検査結果が出るまでも時間がかかります。

物理的に手が回らないのはどうしようもないですが、なるべく待ち時間を減らせるよう努力する所存です。

 

 

私は基本的に毎晩湯船に浸かるようにしています。

色々入浴剤を使うのですが、今まで使った中で最も効果を感じるのが、バブメディキュアの温もりナイトという商品です。

他のメディキュアシリーズと比べて、これを使った時の眠りの深さが一段階くらい違います。熟睡した!という感じがします。

お湯の色も乳白色っぽい紫色で、香りも良いのでリラックスできます。

最近あまりよく眠れない、という方はぜひ試してみてください。

 

眠気には深部体温が関わっているそうです。つまり、入浴などにより深部体温が上昇→その後時間経過で深部体温がやや低下することにより眠気を感じるそうです。

目標就寝時間の1時間ほど前に湯船から上がるのが理想と言われます。

私はお風呂から出たらそこからなるべくスマホやPCを見ず、Youtubeでスローテンポのジャズを流しながら本を読んだり翌日の支度をしたりしています。寝付くまでの時間がかなり早くなり、悪夢にうなされることもなくなったのでおすすめです。

仕事のパフォーマンスを上げるには自分が健康であることが大前提です。自分の脳の状態を100%良好にして日々の仕事に取り組みたいですね!

先日、上級医の作ったスライドを見せてもらう機会がありました。

今まさに自分もスライドを作っているのですが、自分のものとは比べ物にならないほど見やすくて情報が頭に入ってくるスライドでした。

どういう点が違ったのか考えてみようと思います。

 

まず、前提として、医学関連のスライドは1枚あたりの文章量が多く、busyになりがちです。「この情報もいるな、補足情報も書いとかなきゃ……」となり、結果的に一番伝えたいことが伝わりにくくなってしまいます。

特に抄読会のスライドなんかは、論文に書いてあることをそのまままとめるだけなので、結果的に文字ばかりのスライドになってしまうことが多いかと思います。論文の表も味気ないですもんね。

 

その先生のスライドのよかった点をまとめると、

・項目ごとに目次があった

・文章はいれず箇条書きが多かった

・写真や図の使用が多かった

・グラフの判例を大きな吹き出しで示していた

ことなどです。

 

 

・項目ごとに目次があった

研究方法や考察などの前に、簡単な目次を作っていました。

考察

 ・研究結果について

 ・Limitation

というような感じです。

これは素晴らしいアイデアだなと思いました。人間の集中力はそう長く保たないので、たった10分ほどの発表でもメリハリをつけて聞く必要があります。「一体この発表はどこまで続くんだろう」と思いながら聞くより、「この次はこういうことを話すんだろうなあ」と思いながら聞いているほうがストレスなく聞けます。

それと、Limitationの部分に、論文で紹介されていたものだけでなく自分の私見によるLimitationを入れていたのもとても良かったです。

 

・文章はいれず箇条書きが多かった

・写真や図の使用が多かった

全体的に印象に訴えかけるようなスライドでした。細かく文章を目で追う必要がないので、パッと要点を掴むことができました。実際の医療器具の写真を提示していたのも、見たことがない人にもわかりやすくて良かったです。

 

・グラフの判例を大きな吹き出しで示していた

これは盲点でした。普段私がスライドを作る時は、グラフの判例はもう表に書いてあるので良いだろう、と小さな文字で済ませていたのですが、グラフの真横に吹き出しでデカデカと判例が書かれていると大変見やすいですね。グラフが2種類あったのですが、それぞれどんなグラフなのかもきっちり40ptぐらいのデカ文字で書かれていたのでわかりやすかったです。

 

 

他にも、なぜこの症例を発表しようと思ったのかが最初に提示されていて、いきなり現病歴から入るよりもスルッと話に入り込むことができました。

医学のスライドはどうしても文字がぎゅうぎゅうに詰め込まれたものになってしまいがちですが、私ももっと見やすいスライドを作るように心がけようと思います。