だばだば。


昨日、とまらず読んだ、
柳美里『ファミリー・シークレット』。

黄金町の暮らし、
父、母、息子。
暴力の記憶、連鎖。
痛みをえぐってえぐって、
最後に自分を読みだすような一歩が
書かれてあって、そこを何度も何度もよんだ。
短くて儚い、たった二ページの言葉。

佐野洋子の『シズコさん』はゆっくり
少しずつ読んでいるのだけれど、
この二冊に共通しているのは、
手。
親子間にある、手の存在の大きさって
なんなんだろう。
や、私も戯曲に書いていながら
不思議だなあと思う。
手ってなんなのか。
考えつつ、
本、たくさん読む。

神保町の古本市、行きたいなあああ。
クィア理論公開講座も行きたいなああ。