気持ち悪くなりやすい。

なにかというと、気持ち悪いのだ。

そんなもんだから最近、ココロが元気でも「元気ないね」って言われて、

最初のほうは心配してくれてありがとう……あはぁと

なんて思っていたのだが、言われすぎると「なんだみんなして!!元気だって言ってるジャン!!もー!

って逆ギレしちゃう、極端な人間。それがわたし。ごめんなさい。

 

そんなわけで今日は、バイトのあと、やっぱり気持ち悪くなったが、

演劇を観た!!

もーんのすごく良かった!!興奮。下北沢にて。061104_212812.jpg

 

坂手洋二の「チェックポイント黒点島」という演劇だ。

境界線というものが、いかに国家によって恣意的に、政治的経済的にひかれるものなのか、

ということを問題にしている。

そのうえで、人々は分断されているのだが、チェックポイントという点によってつながっていくのだ。

 

パンフレットの一行目に、坂手洋二はこう言っている。

この演劇には、「チェックポイント」、つまり、境界線に立つ検問所が登場する。

境界線という線ではなく、チェックポイントという点を媒介に、人々は出会い、交わり、切り結ばれる。

当然、そのような、境界線によってわけられない人間たちが登場し、

点から点へ、物語は進んでいく。

そう、検問されているのは他でもない、境界線である。


まさに、境界を越えることそのものを越えていく――(境界線を前提とした)「越境」を越える思考の試みではないだろうか。

 

あー。めっちゃ笑った。ロデオボーイ。笑える演劇でもあるのだ。

びっくりしたのは、母が歌っていた歌が出てきたことだ。

韓国では、独島は韓国の領土だとする歌が学校で教えられるそうで、

その歌がこの演劇の中に出てきたのだ。うおお!と思った。

韓国だけではない。

様々な国との領土問題について、詳しく調べて作られている演劇だった。

 

劇について熱く語ってしまったが、このスズナリという劇場の近くにある

カフェがとても良かった。061104_173550.jpg うまいし。


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そんなこんなで今日はとても満足し、帰りみちは興奮状態だったが、すぐに気持ち悪くなった。

なんなんだろう。もう元気なのだが。

偶然、バイト先でおせわになった人も、今日演劇を観たらしい。へんてこなメールが来て笑った。