気持ち悪くなりやすい。
なにかというと、気持ち悪いのだ。
そんなもんだから最近、ココロが元気でも「元気ないね」って言われて、
最初のほうは心配してくれてありがとう……
なんて思っていたのだが、言われすぎると「なんだみんなして!!元気だって言ってるジャン!!」
って逆ギレしちゃう、極端な人間。それがわたし。ごめんなさい。
そんなわけで今日は、バイトのあと、やっぱり気持ち悪くなったが、
演劇を観た!!
坂手洋二の「チェックポイント黒点島」という演劇だ。
境界線というものが、いかに国家によって恣意的に、政治的経済的にひかれるものなのか、
ということを問題にしている。
そのうえで、人々は分断されているのだが、チェックポイントという点によってつながっていくのだ。
パンフレットの一行目に、坂手洋二はこう言っている。
この演劇には、「チェックポイント」、つまり、境界線に立つ検問所が登場する。
境界線という線ではなく、チェックポイントという点を媒介に、人々は出会い、交わり、切り結ばれる。
当然、そのような、境界線によってわけられない人間たちが登場し、
点から点へ、物語は進んでいく。
そう、検問されているのは他でもない、境界線である。
まさに、境界を越えることそのものを越えていく――(境界線を前提とした)「越境」を越える思考の試みではないだろうか。
あー。めっちゃ笑った。ロデオボーイ。笑える演劇でもあるのだ。
びっくりしたのは、母が歌っていた歌が出てきたことだ。
韓国では、独島は韓国の領土だとする歌が学校で教えられるそうで、
その歌がこの演劇の中に出てきたのだ。うおお!と思った。
韓国だけではない。
様々な国との領土問題について、詳しく調べて作られている演劇だった。
劇について熱く語ってしまったが、このスズナリという劇場の近くにある
そんなこんなで今日はとても満足し、帰りみちは興奮状態だったが、すぐに気持ち悪くなった。
なんなんだろう。もう元気なのだが。
偶然、バイト先でおせわになった人も、今日演劇を観たらしい。へんてこなメールが来て笑った。