マティスと友人の編集者テリアードは、切り絵作品の版画集制作を計画し、1947年に270部限定で「JAZZ」を出版しました・・・
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写真1,2(↓):「JAZZ」の全20作品が載っているダブルポケット型クリアーファイル(本展のミュージアム・ショップで購入)
マティスの、下絵を描かずに即興的に形を生み出していく切り絵の創作方法は、即興演奏によってリズムを奏でるジャズの音楽に似ているため、「JAZZ」と名付けられたそうです。
写真3、4(↓):各作品のタイトルが記されたクリアーファイルの内側
テーマは当時流行していたサーカスと、タヒチの旅の思い出です・・・
写真5(↓):綱渡りが描かれた「サーカス」
綱渡りのスリルを演出する、不規則で、緊迫したドラムスの音が聞こえてくるようです・・・
写真6(↓):空中ブランコが描かれた「コドマ兄弟」
コドマ兄弟とは、当時有名だった空中ブランコ乗りの兄弟のことで、この絵からは軽快なスウィング・ジャズが聞こえてくるようです・・・
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次回は、大作「花と果実」です・・・
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