ある時、ふと聞こえてきた曲に、引き込まれ、一生消えないこともありますよね・・・
・・・
1月13日(土)の朝、目が覚めて、枕もとのラジオをつけると、メロウな歌声が聞こえてきた・・・
いい曲だったので、目をつむったまま聞き入った・・・
ジュリー・ロンドンとも、ヘレン・メリルとも違う・・・
誰が歌っているのだろう・・・
曲が終わり、その名が告げられる・・・
「オーバー・ザ・レインボウ、八代亜紀さんでした」
えっ、と思い、完全に目が覚めた・・・
・・・
昨日の朝、朝日新聞に作曲家の浜圭介氏による八代亜紀の追悼文が掲載されていた・・・
写真(↓):八代亜紀の追悼記事の写真(1月14日、朝日新聞朝刊より)
彼女は、もともとは、ジュリー・ロンドンが好きで、ジャズを歌っていたこと。
ヒット曲の「舟歌」は、作詞の阿久悠、作曲の浜圭介ともに美空ひばりを意識して作られたもので、「雨の慕情」は完全に八代亜紀のために作ったこと。
そして、「彼女の歌はうそじゃないんだよね」と結んでいた・・・
・・・
2013年3月27日、彼女はニューヨークでジャズ・ライブを開催し、憧れていたヘレン・メリルをゲストに招き、初共演したということを、今検索して知りました。
僕は特に演歌歌手としての八代亜紀のファンではなかったけれど、遅ればせながら、ジャズシンガーとしての八代亜紀のファンになった。
一昨日の朝、誰が歌っているかもわからず、聞き入っていた曲から、ジュリー・ロンドンとヘレン・メリルを思い浮かべたのも、故なきことではなかったのだなと思いました・・・