私が小6の時だったか、

友達の家からの帰り道

自転車で田舎道を走っていたら

真っ白でしかもオッドアイの猫がいて

 

や、そんな長野の山の田舎道…

絶対捨て猫!と思い

「おいでー」と声を掛けたら

「にゃ~ん」とその子がすり寄って来たんです

 

抱き上げて

自転車の前かごに載せたら

「善きに計らえ」的な

泰然とした様子で

 

じっと私の家まで暴れることなく

その猫は私と一緒にウチに来ました

 

昔の家猫っていっても、半分野良で

半分家の猫・的な自由さがあり

我が家で猫を飼う場合

猫に対するリクエストは

「ネズミを捕ること」

これ一択!

 

ウチはそんな状態だったので、

猫がいることが自然な環境

 

たまたまその時は、飼い猫が居なくて

母が猫好きだったこともあり

「オッドアイは縁起がいいらしい」

私が根拠なきウソをついて

この白い猫は「ゆき」と名付けられ

ウチの猫になりました

 

ゆきはその後、寒い冬はこたつでぬくぬくと

暑い夏は日陰のコンクリートの上で

健やかにお過ごしあそばして

どんどん成長していきました

 

でも飼い猫としての条件であった

「ネズミを捕」らないし、

気が付いたら

ウチで彼を見かけることが少なくなり

お出掛け時間が長くなりました

 

気が付けば

最近、ゆき見ないけど

どこに行ったの?状態に

 

自由なゆき

 

そんなある日、

弟が「ゆきが○○さんちにいた!」

と、見つけてきたので行ってみると

 

なんと、奥様 

 

ゆき お嫁さんもらってて

(ええ、オスでした)

しかもそのお宅で子猫が確か5,6匹!

いたんですよ。

ゆきと同じ、真っ白な子猫、

それもオッドアイの子…

 

えええええーー!

 

でね、

まさかと思いながらも名前を呼びました

 

「ゆきーーー!!」

 

返事がありました

 

「にゃ~ん」

 

返事したのはその中でひときわ大きくて

真っ白な成猫、

紛れもなくゆきでした。

 

お前、いつの間に??

え、奥さんもらってて??

子どももこんなにいて??

んで、家主(飼い主)替えてたの??

 

アレには本当にびっくりしましたー

 

ウチは猫に見捨てられたのニャン💦

 

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