来週開幕するサッカーワールドカップ北中米大会に臨む日本代表は、3日、メキシコのモンテレイで事前合宿をスタートし、暑さの中、選手たちは笑顔を交えながら軽めのメニューをこなしました。
日本代表は前日、モンテレイに到着し、一夜明けて早速練習を開始しました。
当初予定していたプロチームのトレーニング施設はピッチの芝の状態が悪く、急きょ大学のチームの施設を使用することになりましたが、選手たちはいつもと変わらずリラックスした様子でした。
手元の温度計で30度を超える暑さの中、選手たちはウォーミングアップのあと、年齢ごとに分かれた3つのチームが同時にピッチに入り、どのチームが一番早くゴールを決められるかを競うゲーム形式の練習を行いました。
26人のメンバーのうち最後にチームに合流した鎌田大地選手もドリブルや味方との連係からシュートを狙っていました。
選手たちは笑顔を交えて楽しみながら、1時間余りのメニューをこなしました。
一方、アイスランドとの壮行試合で足の違和感のため交代したキャプテンの遠藤航選手は、ホテルに残って別メニューで調整しました。
日本代表は7日までモンテレイで事前合宿を行い、その後、アメリカ南部ナッシュビルでの最終調整を経て、14日(日本時間の15日)にオランダとの初戦に臨みます。
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鎌田選手はイングランドプレミアリーグ、クリスタルパレスの一員として合流直前に行われたヨーロッパカンファレンスリーグの決勝で優勝に貢献し、練習冒頭の円陣では森保一監督やほかの選手たちから祝福を受けました。
鎌田選手は「ほかの選手たちには、さらに上のチャンピオンズリーグの優勝に貢献する日本選手が出てくるようにお互いに切磋琢磨(せっさたくま)していこうと伝えた。プレミアリーグにも慣れてきたし、心の余裕もできたシーズンだった」と話しました。
また、1次リーグ第2戦のチュニジア戦の舞台でもあるモンテレイの気候については「思っていたよりは暑くないという印象だが、動いているとすごく汗をかくし、ふだんプレーしているところとは違う環境なので、慣れていかないといけない」と印象を述べました。
そして、オランダとの初戦に向けて「チームとしてのコンビネーションを深めるとともに、コンディションを100%に近い状態に持っていって試合に臨みたい。それがすごく大事だ」と話していました。
【前田大然“選手暑いがむしろ楽しみ”】
前田大然選手はモンテレイの気候について「結構暑いですが、暑いのは嫌いじゃない。むしろ楽しみです」と話していました。
そしてオランダとの初戦に向けて「まずはこの環境に慣れて充実したトレーニングを積み、いざアメリカに行ってオランダを倒したい」と話していました。
【後藤啓介 3日が誕生日 “W杯迎えることはラッキー”】
チーム最年少の後藤啓介選手は3日が21歳の誕生日で、練習後には報道陣から特製のケーキがプレゼントされました。
後藤選手は「21歳になったタイミングでワールドカップを迎えることはラッキーだと思う。ワールドカップは小さいころから憧れていた舞台で、しっかり活躍して次のシーズンも昨シーズン以上の得点を奪っていきたい」と抱負を述べました。
モンテレイの気候については「日本のほうが蒸し暑く、嫌だなと感じていて、あまり日本と差がなくやれている」と話していました。
【練習会場や時間の変更も柔軟に対応 “想定外を想定内に”】
事前合宿でもともと使用する予定だったプロチームのトレーニング施設は、直前にピッチの芝の状態が悪いことが明らかになり、急きょ会場の変更を余儀なくされました。
そこで、トレーニングパートナーとしてチームに帯同する19歳以下の日本代表が単独で練習するときのために確保していた大学の施設を代用することを、前日に決めたということです。
練習時間についても、当初は夕方に行う計画でしたが、その時間帯は天候が急変して雷雨となることが多いことから、午前中に変更しました。
日本代表のスタッフによると、代用施設も体のケアなどの設備は充実しているということで、大きな混乱なく初日を終えることができました。
ワールドカップなど大きな国際大会では、サポートにあたる裏方のスタッフを含め、チーム全体が想定外の出来事に柔軟に対応する力が必要で、森保監督が常々口にしてきた「想定外を想定内にする」チームワークを早速体現しました。
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