手術後は何度も目を覚ましては寝るを繰り返した。

生きてることはわかった。

尿に着色しているから家族が見たら驚くかも、と看護師さんがおっしゃっていたけれどベッド上で安静にしていないといけないので尿量確認でちゃぷちゃぷ音を立ててる程出てるんだな、くらいしかわからなかった。尿量は夜中何度も丁寧に確認されていた。

私には管が外れないように太ももに貼り付けられたテープがかゆい。気になって朝方貼り直した。擦りむいたようになっていた。

加えて胸のあたりもかゆい、こちらも身体に貼り付けたテープのためなのか?(これは硬膜外麻酔による可能性が高いと後ほど看護師さんから聞きました)いずれにしてもかゆみが原因で目を覚ましていた。

朝7時。待ちに待った水飲みテスト。看護師さん立ち会いの下、電動ベッドを少し起こして口に水を含んで飲み込む。難なく合格し以降口から水を飲んでよくなる。命の水💦。

いくら点滴で水分補給してるとは言っても自分で飲めるのとは全く異なる。

電動ベッドは少しずつ起こし、立ち上がる準備をしてくださいと言われた。

骨折した時はいきなり起きろ。だったのに優しいわ。(数年前でしかも病院が違うけど)


では、行きましょう。とこちらも看護師さん立ち会いの下、歩行は点滴スタンドを持ち、硬膜外麻酔、点滴のラインに気をつけながらゆっくり進めた。この日の目標は約百歩先のお手洗いまで行くこと。

お手洗いまで行って一度座ってもいいですよ。と言われこちらも問題なくクリア。

導尿のラインを抜いてもらえた。


術後1日目からとにかく歩かないと退院できない。筋力落ちると必死の気持ちで院内にあるコンビニへ行ったり入院初日に見つけたコーヒーゼリーを買いに行ったりと歩き回った。

意外といける。

痛みがないのはこんなにも積極的になれるんだな。

ありがたい。


術後2日目〜4日目

日にち薬とはよく言ったもので徐々に頭がすっきりし歩く足取りもしっかりしてきていることを認識できた。リハビリはないので毎食後約3,000歩院内を歩き、空いた時間には持ち込んでいた文献を読んだり、書道の課題を仕上げたり、旅行の計画を立てたりした。


硬膜外麻酔は入れる時に大変な思いをしたけれどこの麻酔のおかげで今回、痛みをほぼ感じなかったと思います。外した後多少痛みを感じたけれどロキソニンで問題ない程度😊


採血や診察があり結果に問題がなく、出血がなく排尿・排便ができる。身の回りのことができるようになり退院はスムーズに決まった。