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救急医療ニュース

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 山口県下関市の市消防局は17日、同市の74歳男性の119番で出動した救助隊員の現場到着が16分遅れたと発表した。救助隊員が救急車両の地図端末に表示された建物を勘違いしたためで、男性は搬送先で心疾患による死亡が確認された。記者会見で市消防局は「一刻を争う救急事案でこのような事態が発生し、深くおわびする」と陳謝。しかし、到着遅れと死亡との因果関係は不明としている。

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 市消防局によると、119番は16日午後8時49分、男性の携帯電話から発信された。男性は1人暮らし。通報ではうめき声しか聞こえなかったが、消防指令センターは電話の発信地が分かるシステムと過去の通報履歴を基に男性の住所を何とか割り出し、救急車などを出動させた。救急車両は同9時11分にマンションに到着した。

 しかし、救助隊員が男性の部屋番号と同じ部屋に行くと施錠され、隣室住民から70代男性は住んでいないと言われたため、指令センターに確認。男性のマンションの約30メートル手前の別のマンションだったことが判明した。

 現場に到着したのは最初のマンション到着の16分後。通報からは約40分後の午後9時27分で、男性は到着時、既に心肺停止状態だった。

 市消防局管内では、通報から現場到着までに要する平均時間は8.7分(2012年度)。【平川昌範】
(この記事は社会(毎日新聞)から引用させて頂きました)