通信指令ミスで救急搬送が10分遅れる 横浜 | 救急医療ニュース

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 横浜市消防局は5日、公園で意識を失った男性を救急搬送するために出動した救急車が8月、同局司令センターの指令ミスで引き返し、現場への救急車の到着が約10分遅れたと発表した。男性は別の救急車で搬送されたが数日後に死亡。同局は到着の遅れと死亡との因果関係を調べている。

 同局によると、横浜市金沢区の公園で8月11日午後2時50分、「20代男性の意識、呼吸がないようだ」との119番通報があり、同53分、司令センターの職員が近くにいた磯子救急隊(磯子消防署)に出動を指示した。

 しかし午後3時4分、別の職員が、同救急隊の走行位置を確認せずに幸浦救急隊(金沢消防署)の方が現場に近いと判断して出動を指示。その上で同5分、現場の500~600メートル手前を走っていた磯子救急隊に途中で引き返すよう指示。現場に救急車が到着したのは、同16分だった。救急隊とは別に消防隊が同5分に現場に到着し、心臓マッサージなどの処置を施していたという。

 同局によると、この日、熱中症による救急搬送が多かったといい、指令ミスした職員は「できる限り早く救急車を確保したいと焦ってしまった」と話しているという。

 同局のまとめでは、今年の横浜市内の救急車出動件数は13万827件(10月3日現在)で前年同日比4326件増で、データを取り始めてから過去最多となった平成24年を上回る勢い。近年は熱中症患者や高齢者の搬送が増加傾向という。
(この記事は社会(産経新聞)から引用させて頂きました)