フットサル中の男児死亡、救命講習条件に和解 | 救急医療ニュース

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 福岡県久留米市で開かれたフットサル大会中に倒れて死亡した小学3年男児の両親が、主催会社の「幼児活動研究会」(本社・東京都)に損害賠償を求めた訴訟で、同社側が今後、監督ら指導者全員に救急救命講習を受けさせることなどを条件に福岡高裁(犬飼真二裁判長)で和解が成立していたことがわかった。

 父親は「サッカーを続ける子供たちの安全につなげてほしい」と話している。

 昨年8月の1審・福岡地裁久留米支部判決によると、同社が全国で運営する「コスモサッカークラブ」に所属していた同市寺町の樋口海太君(当時9歳)は2009年11月、フットサル大会に出場。試合中、クラブの監督に体調不良を訴え、意識を失って救急搬送された。海太君は約2週間後、低酸素脳症で死亡した。会場には備え付けのAED(自動体外式除細動器)があったが、使用されなかった。1審で、両親側は「すぐに出場をやめさせず、直ちにAEDを使用しなかったのが死亡の原因」などと主張したが、1審判決は「倒れるまでの体調変化に気づくことは困難」と請求を退け、両親側が控訴していた。
(この記事は社会(読売新聞)から引用させて頂きました)