仏教について

　１０月に入りましたが、今日は３０度を超える夏日でした。
　２４日に気象庁の３カ月予報が出されましたが、１０月も真夏日があり季節外れの暑さが続くようです。

　今散歩道には彼岸花がたくさん咲いていますが、白い彼岸花が咲いていてとても綺麗でした。
　ランタナの花が可愛らしく咲いていました。散歩道を歩いていたら、ご年配のご婦人がやってきて「私はこの花が好きなのよ」と言って名前を教えてくれました。

●最近のニュースからですが
　能登豪雨から２週間近くが経ちました。
　ピースボート代表の畠山澄子さんが能登の災害について話しています。
　
　地震に追い打ちをかけるように、豪雨水害になってしまい、水害は泥かきを含めて地震以上に片付けが非常に困難です。９カ月経ちやっと前を向けるかと思った矢先でした。現地の被災者の皆さんは心が折れかけています。自治体の職員や支援する側も同じでもう国に入ってもらうしかないと思っています。
　イタリアでは１９８０年のイルビア地震で生活保護局が出来て国がたくさん入っています。
　日本は災害大国なので、石破さんが「防災省」みたいのを作りたいと言っていますが、是非国主導で防災に特化した組織を作って日本を守って欲しいと思います。
　
　相方が２０１８年１０月２８日に講義してくれた内容をここで紹介させて戴きます。
●今日から仏教。
　嘆かわしい世の中になって仏教もすっかり金の道具になっちゃって。
　「八万法蔵は我が一念の命から出でたり」
　一人の人間の命の事を語ってるのが仏教。
　だから皆の中に仏性があるんだから、全ての人間は平等なんだよ。
　釈迦が悟りを開いて以降、自分の命の中に仏性を見出した。
　
　仏性とは最高に光り輝く命の事。
　悟りを開いた以降、こんなすばらしい命はないんだと、一般の人々に一生懸命説くのだけど、わかってくれないんだよ。
　その時代の釈迦の教えた事は華厳経。
　それでいくら話しても誰も理解してくれない。
　誰も仏性があるなどと信じてくれない。
　釈迦は考え直す。
　
　人間としての規律正しい生活をしないと、自分の中の仏性を表すなんてと生活の中の規律の在り方に注目。
　正しい生活、行い規律を考える。
　これが阿言（律宗）（有名なのは一休さん）
　規律を重んじるのが阿言（小乗経とも言う）
　一人一人が救われる道→小乗経
　それを進めていくと小さい事ばかりにこだわり、大きい成仏、仏になるという大きな心を忘れてしまう。
　方等経を教え始める。
　これは西方億土（浄土）に仏がいる世界だから、そこに行けますよ。
　この世界は浄土真宗
　生きてる時に正しいことをしていれば、あの世に行ける。法然（浄土）、親鸞（浄土真宗）
　一向一揆の一向は浄土真宗（東北で流行）
　一遍上人（流浪の旅、南無阿弥陀仏）（紫の雲が出る。奇跡が起きる）
　大乗経：お経を唱えれば皆揃って浄土（西方億万億土）に行ける。
　信長と一向一揆で戦っても、気味悪がった（死ぬことを厭わない）
　（感情的に唱えれば行けるというのは安易。方等経はきれいな物を見せて頑張らせる）＝砂上の楼閣。
　
　釈迦が感情的な物ばかりでなく、仏の道、仏の法、理性を教え始める。
　宇宙の法則、太陽と地球と月の関係、規則正しく動いている。
　銀河系太陽系の一員として生きている。
　
　般若経：仏になるには知恵が必要。
　その知恵を身につけて、自分の中の仏を出さなければいけない。（真言宗）
　達磨大師とは座禅が禅宗。
　般若心経：般若が理性に基づいて成り立っている。
　最後に、法華涅槃：浄土にも仏はなく規律の中にも仏はなく、現世利益の中にしか仏はいない。
　法華涅槃こそが、釈迦がもっとも教えたかった事。
　インドから中国に仏教を伝えたのが三蔵法師。
　「中国にいた時、私はたくさんの真実でない事をたくさん語ってきた。
　ただ法華経だけは、私が真実に伝えたかった教えだ。この舌だけは燃えないだろう。」
　三蔵法師の舌だけは金色に輝いたと言われている。
　
　つまり釈迦は人間が仏になる道を指し示したのが、我々に教えようとしたのが華厳、阿厳、方等、般若、法華涅槃、その道を通って来て、初めて仏になることができる。
　
　仏になる道が、華厳、阿厳、方等、般若、法華涅槃、この道を経て仏になる。
　つまり律宗も浄土宗も真言宗も日蓮宗も全部人間の成長（成仏）の過程の話だ。
　釈迦の教えを分断し過ぎた。
　日蓮宗は他の教えは邪宗だと言っているが、釈迦の願いはたった一つ、成仏する事。
　自分の中の仏を顕在化させること。